業界記事

県庁タダ整備年内に判断/安心安全道は3年で/上田清司県知事

2005-04-06

 上田清司県知事は5日、本紙を含む埼玉建設専門紙記者会の共同インタビューに登壇した。右折レーン設置など安心・安全対策は6年の予定を3年で進めることや、交差点も3年間で100箇所整備するなど生活に密着した道路を大幅に予算付けしたことを説明した。部局再編は機能本意で断行し、人事異動については将来の幹部候補は一度外に出て地域の声を吸い上げその後県の施策に反映できる能力を身につけて欲しいと人材育成の考え方も示唆した。県庁舎は本当にタダでできるのか可能性調査を今年中に終え、18年度には県議会の代表者会議で意見交換を行い整備に向けての本格的手続きに入ることも示唆した。
 知事との一問一答は次のとおり。
 ――17年度予算における公共事業全般の特徴は
上田知事 全体的には抑制気味です。それはハコ物事業が減っているからです。
 河川事業は国庫補助が減っていることから、逆に県単独分を増やし堤防補修など安全・安心確保のために予算を充当しスビードアップを図ろうと考えています。
 ――道路優先付け指標を作成し道路予算が増加しているのは知事のカラーと思って宜しいですか
上田知事 テニスコートなどと違い、さすがに道路は民間でも誰でも造ってくれませんからね、これは「公」で主体的に責任を持って整備することと思います。
 関越道、圏央道などの幹線道路にうまくアクセスすることが重要です。その意味でも責任を持って道路整備は進めます。
 ただ順番に整備するのではなく、意義と優先順位が必要です。安心・安全確保のためには従来のペースを無視し前倒しで進めます。右折レーン設置は6年の計画を3年で進めるべく予算を倍増しています。
 交差点設置も3年で100箇所設置します。また、事故の多い市町村道の安全対策も重点的に行います。
 また、指標結果がすべてではなく例えば過疎地域でも観光に役立つ道路や地域開発に役立てるような道路には予算をつけております。経済効果は道路だけでも相当上がると信じています。
 ――部局再編の考え方と終えての感想は
上田知事 「機能本位」で断行したということです。役所の特徴として部長は減っても部長級は同じだけいるといった中途半端なかたちはいけないと常に思っていました。
 肥大化した部に限ってミス、事件が起こっていることから機能性を重視した部に再編したことが特徴です。
 防災は今後ますます重要なテーマであることから危機管理の徹底も含めて一元管理すべく危機管理防災部を設置しました。
 人事の件で言うならばこれまで慣習的に能力があっても人事委員会、監査委員会などに異動すると「終わりだ」などといった勝手な判断が働きやる気がそがれてしまう。
 このような慣習的な思い込み異動は一切廃止します。一例を挙げると、労働委員会は4都県合同で中央労働委員会を設置したらどうかなど提案し、それを断行できるような老練な人を送るなど工夫しています。
 知事周辺の方々にも一度は外に出て地域の現場で県民の声を吸い上げ、それを県政に導入すべく能力を身につけて欲しいと思います。すでに何人かには18年度に具体的にどこに行くか言ってあります。
 ――県庁舎のタダ整備は本気ですね
上田知事 16年度に3件の民間からの提案がありました。その提案が実現可能か否かの判断を年内にしたいと考えております。
 もし可能ならば私はスピードを追求しますので、18年度にも県議会との意見交換、代表者会議のような場で報告し賛同頂ければと思います。
 その後、提案競技などしかるべく具体的な手続きに入ることもありうるでしょう。
 県庁は防災拠点であって避難場所になる施設でなくてはなりません。県庁が一番最初に潰れては話にならないし笑われますので、実現に向けて検討を重ねます。

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