業界記事
B、Cランクの比重増/17・18年度入札参加資格/土木、建築、電気・基準見直し
2005-04-05
甲府市は、17~18年度の「工事入札参加者の資格審査および選定要綱」を公表した。それによると、主観点数が初公開された前回改定内容を踏襲する一方、土木、建築、電気の3分野における格付基準を一部見直しB、Cランクの比重を増した。優良建設業者表彰や県建設業協会加入、前回から初加点となった9000シリーズ、14000シリーズの取得者にそれぞれ5点を加算するISOへの主観点数評価を継続する。登録業者は1472者と、県外を中心に前回より61者の減となった。
登録業者の内訳は、建設工事が1029者、設計・測量等が443者で、建設工事が26者、設計・測量等で35者それぞれ減少。
建設工事は、市内399者、市内営業所90者、県内142者、県外398者の内訳。市内業者が9者、県外業者が19者それぞれ減少する一方、県内が2者増、市内営業所が同数となった。
また、設計・測量等は、市内76者(前回より1者減)、市内営業所60者(同増減なし)、県内44者(同8者増)、県外263者(同42者減)の結果。
これらを合わせた内訳は、市内475者、市内営業所150者、県内186者、県外661者となった。
一部を改正した格付基準は、土木工事についてAを840点以上(前回860点以上)、Bを710点以上~840点未満(同720点以上~860点未満)、Cを630点以上~710点未満(同640点以上~720点未満)、Dを630点未満(同640点未満)と全体的に点数を引き下げ、B、Cランクを中心に幅を広げた。
建築工事では、A(880点以上)、D(630点未満)を据え置き、Bを730点以上~880点未満(同740点以上~880点未満)、Cを630点以上~730点未満(同630点以上~740点未満)へと、Bランクの下限を10点引き下げるとともに、Cランクの上限を10点引き上げ、Cランクの比重を増した。
このほか、電気工事では、Aの800点以上を変えず、Bを680点以上~800点未満(同670点以上~800点未満)、Cを680点未満(同670点未満)と、BCランクをそれぞれ引き上げ、Bランクを増やした。
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