業界記事

滝沢ダムに110億円/武蔵水路は地質調査

2005-04-05

 独立行政法人水資源機構はこのほど、17年度事業計画概要を明らかにした。予算総額は1302億4200万円で、対前年度比0・5%の微減となった。
 関東甲信越地域内の事業を見ていくと、ダム等建設事業で滝沢ダム(埼玉)は同31・2減の110億円。19年度の完成に向けて、ダム本体建設工事、地すべり対策工事、付替道路工事などを継続実施するとともに、試験湛水開始に向けた準備を進める。
 浦山ダム(埼玉)は、同66%減の10億円でダム建設調整費の償還を行う。武蔵水路改築(埼玉)は、同29・4%減の2億4000万円とし、地質調査などに取り組む。
 思川開発(栃木)は、同10%増の68億1000万円。南摩ダム、付替道路の一般補償契約を促進させるほか、地質、水理、環境などの諸調査を実施する。戸倉ダム(群馬)は、同67・1%減の2億7000万円。事業廃止に向けて、原形復旧か所の跡地整備を1か所で実施する。
 用水路等建設事業では、印旛沼開発施設緊急改築(千葉)が、同47・8%増の34億円。印旛機場と大和田機場の改築工事などを実施する。群馬用水施設緊急改築(群馬)は、同89・5%と大幅な伸び。取水施設、幹線水路、揚水機場の改築や水路橋、水管橋の橋脚補強、落橋防止工事などを展開する。
 愛知用水二期(長野・岐阜・愛知)は、同69・7%減の32億円。牧尾ダムの堆砂除去工、貯砂ダム工、階段工および土捨場の工事などを実施する。
 なお、管理業務は次のとおり(<1>17年度予算額<2>対前年度比)。
▽沼田ダム総合(群馬)=<1>20億5400万円<2>4・5%減
▽下久保ダム(群馬・埼玉)=<1>9億2300万円<2>11・4%減
▽草木ダム(群馬)=<1>10億2800万円<2>10%増
▽利根川下流総合(茨城・千葉)=<1>27億4600万円<2>5・7%減
▽浦山ダム(埼玉)=<1>10億8600万円<2>14・2%増
▽利根導水総合(群馬・埼玉)=<1>18億4900万円<2>4・1%減
▽千葉用水総合(千葉)=<1>26億9000万円<2>85・9%増
▽群馬用水(群馬)=<1>5億8900万円<2>10・5%減
▽霞ケ浦用水(茨城)=<1>5億7500万円<2>8・2%減
▽味噌川ダム(長野)=<1>10億3100万円<2>1・8%増

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