業界記事
中部県民局が誕生/1日、開局式を挙行
2005-04-02
県の地域機関は1日、5つの県民局に再編され、中部県民局において開局式が執り行われた。
冒頭、小寺知事が「県民局を設置した理由は、市町村合併が進み、それに伴って県の機関も広域化する必要があるため。それともう一つは、各分野ごとに専門機関があるが、連絡、調整を行う場所が必要であること。そのために、総合的地域機関としてこの県民局を設けた。これを機に、局の敷居を一層低くして県民との距離を縮めていきたい」と話した。
また、管内の県議会議員を代表して角田昇議員が「地域に密着した県民局が誕生し、職員の皆様には県民ニーズに応えられる行政サービスを提供してもらいたい。これを契機に、より身近な県政をお願いしたい」と述べた。次に、管内市町村長を代表して赤城村の永井村長が「中部県民局は、人口規模が県内トップの地域で一番の兄貴分の局。この施設を核に、広大な中部地区のそれぞれの市町村が発展していければと思う」と祝った。
最後に、二見局長が「この中部県民局は、3市3町6村が所管区域で、県全体人口の3分の1を占める。いわば、県の心臓部にあたる重要な地域。職員数は、前橋の庁舎に270人、渋川、伊勢崎を含めた全体では500人になる。県民、市町村の皆さんにとって最も身近な県の機関として総合的行政を進めていきたい」との抱負を示した。このあと玄関前で小寺知事が揮毫した「中部県民局」の看板除幕が行われ、大きな拍手に包まれた。
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