業界記事
消防署所建設で設計費/17年度予算一般会計は93億円/下水道管渠埋設に6億円
2005-04-02
東茨城郡城里町(金長義郎町長)の平成17年度当初予算がこのほど、可決された。今年2月の合併後、新町として初めての予算となる今予算一般会計は93億9700万円を配分。主な事業は、県の合併支援道路認定3路線に関連し道路新設改良の調査測量設計委託に9290万円、都市計画の調査測量設計委託に800万円を計上したほか、消防署所の施設設計費、小松小屋内運動場改築工事の基本設計費などを予算化した。
一般会計の目的別歳出で、普通建設事業費は7億6502万8000円となり、旧3町村の16年度当初予算を合算した約20億3604万円と比較すると約3分の1となり、投資的歳出を抑えた予算編成となった。
主要事業のうち、県の合併支援対象道路に認定されている<1>都市計画道路池の内片山線他<2>(仮称)三ツ塙線<3>村道徳蔵倉見線-の3路線関連では、18年度の本格着工に向けて調査測量設計、用地購入及び移転補償に着手する。
道路新設改良で、委託費9290万円、用地費2451万円、移転補償物件1350万円を計上したほか、都市計画総務の委託費800万円、用地費8300万円を予算化。
計画では、池の内片山線は、延長約1・2km、幅員28m(4車線)。整備期間は平成17~23年度までで、事業費は10億円。
三ツ塙線は、延長約0・7km、幅員11m(2車線)で、事業費は4億円。
徳蔵倉見線は、延長約3・1km、幅員7m(2車線)で、事業費5億円を試算し、事業期間は三ツ塙線とともに平成17~21年度までとしている。
消防体制一元化推進事業として整備する消防署所の設置については、平成17~18年度にかけて建設場所・施設建設を行い、平成19年度の稼働開始を予定している。総事業費は、約4億円。
17年度は、施設の設計と用地買収を行うため、消防施設設計費に1031万5000円、用地購入に1億2600万円を計上した。
このほか、18年度の着工を目指す小松小屋内運動場改築工事基本設計費に1500万円、4路線の道路改良工事費に6439万円、道路維持の調査測量設計費に1778万5000円、工事費に8442万5000円、用排水路及び農道改良工事等に1450万円を盛り込んだ。
一方、特別会計では、下水道事業に11億8069万1000円、農業集落排水事業に2億1289万4000円を配分した。
このうち下水道事業の汚水管渠実施設計委託に補助・単独合わせて1700万円、管渠埋設工事には補助・単独合わせて6億1107万円。
農集排の維持管理では、公共ます設置・道路維持補修・施設維持補修などの管路施設工事(単独分)に940万円を計上した。
また、水道事業会計の資本的支出は2億9445万6000円。水道建設事業の設計委託に2319万7000円、工事費に1億3293万円を充てたほか、配水管布設で実施設計委託に1080万円、工事費に1100万円を予算化した。
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