業界記事

全1260橋を総点検/「補修」「補強」「架け替え」マニュアル作成へ

2005-03-10

 さいたま市建設局は、市が管理するすべての橋梁の保守管理を効果的かつ計画的に進めるための橋梁点検マニュアル作成し、整備とともに資産管理する「アセットマネジメント」作業を17年度に着手する。対象となるのは、長大橋からボックスカルバートまで、市内に架設されているものと、4月に合併する岩槻市が管理している橋梁合わせて約1260橋。市独自のマニュアルを作成した後、17年度は100橋程度の目視点検を行い、橋ごとの「カルテ」を作成する。点検は順次実施し、「補修」「補強」「架け替え」に分類した上で、工事着手時期などの整備スケジュールをまとめる方針だ。
 市内の橋梁は、架設年度が古く、老朽化により、10~20年後には架け替え対象が急増することが懸念されている。点検マニュアルは、一気に数十橋の架け替えは財政上不可能のため、補修・補強などを施ことで、ライフサイクルコストを考慮し、劣化が進行して大きな損傷が発生する前に行う「予防的修繕」により、橋梁健全度の向上、延命化を図るとともに、橋梁台帳の再整備を行うことがねらい。
 対象となるのは、さいたま市内約900、岩槻市内約360の橋梁で、橋長数メートルの規模から木橋まで、すべてを点検する。
 市はまず、早期に点検マニュアルを作成。国が作成したものは、長大橋がメーンとなってい上に、点検項目が膨大なため、市内の橋梁にはそぐわないとしている。このため市は、国の項目を参考にしながら、「さいたま市バージョン」のマニュアルを作り上げる
 項目については耐荷力、耐久性、ひずみ、劣化、損傷や、床版などをチェックすることになるもよう。
 マニュアルに基づき17年度は、代表的な橋梁をピックアップし、目視点検を実施。作業手順は今後の課題となっているが、一定の検査を終えた時点で各橋の「カルテ」を作成。より詳細な調査が必要と認められた橋については、次のステップへ進み、より具体的な点検が行われる。
 緊急性を要する橋は優先的に対策を講じるとしているが、数年を費やして点検を行い「補修」「補強」「架け替え」と振り分け、整備順位をまとめ、順次整備を進めてていく。
 当初予算には、マニュアル作成および目視点検費合わせて1500万円の予算を計上している。
 一方、同年度予算には、耐震対策事業として、東北自動車道に架設されている岩槻市内の町谷、大六天、前原の3橋で落橋防止策、高欄取り替え工事などに3億8558万円を予算化し、工事に着手する予定だが、3橋についても「カルテ」は作成するという。

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