業界記事

野呂川発電所は取水口災害復旧など/資本的支出・前年度比20億余増に/17年度予算

2005-03-05

 県企業局の新年度当初予算案は、資本的支出が30億9105万7000円で、前年度より20億2386万6000円の増加となった。同年度には、総建設費に8億余を見込む新琴川第3発電所を3億1659万6000円で促進するほか、野呂川発電所取水口の災害復旧工事に2億6250万円などを計上。また、今後に建設を計画する野呂川発電所地下調整池では発生土処理調査などが進められる。
 このうち、牧丘町杣口地内で計画する新琴川第3発電所建設は、既存の第3発電所を取り壊した跡地に建設。規模は最大出力1100kw、有効落差164・8m、流域面積10平方kで、琴川ダムからの圧力導水管により最大毎秒0・8tの取水を行うダム水路式発電所。導水管等は既存の施設と同じルートで、ダム水路方式に対応した新たな管を整備。新たな管布設は、ダム直下から延長約630m(口径80cm)部分を山腹に埋設するほか、発電機までの地上部分として延長約350m(口径80~50cm)をそれぞれ計画している。
 初年度の今年度には、露出水圧管路布設工事の公募型指名競争入札を先月に執り行い、佐藤鉄工が1億550万円で落札した。同工事は、既存第3発電所の露出水圧管路の撤去と、新たな第3発電所の水圧管路(L369m、φ500~800mm)の布設が内容で、工期は18年6月を予定。今後、山腹埋設する水圧管(L630m)建屋等の建設を発注、19年度に雑工事等を仕上げ、20年4月の稼動開始を目指す。
 一方、野呂川発電所地下調整池は、南アルプスに源を発する早川の最上流にある、県営野呂川発電所(南アルプス市芦安芦倉地内)の導水路に並行して、直径約5m、延長約6kのトンネルを築造、最大約10万立方mを蓄え、電力消費の多い昼間のピーク発電量を増やすもの。総事業費には概算で36億円程度が見込まれている。
 同局では、昨年度に東電設計へ委託した建設可能性調査に続き、今年度には動植物調査(570万円)、アイエヌエーに基本調査(490万円)をそれぞれ委託しており、新年度の調査結果等も踏まえた検討を進めるが、前例が無いだけに慎重な検討作業になるという。
 予算概要は次のとおり。(単位千円)
【電気課】
 〈収益的支出〉
◆修繕費=4億26、531
 ・西山発電所水車発電機分解点検工事=2億01、884
 ・西山発電所水圧鉄管・水路橋外部塗装工事=28、350
 ・柚ノ木発電所残流取付口機器改修工事=29、715
 ・柚ノ木発電所残流取付口堰堤補修工事=31、500
◆委託費=93、981
 ・天科発電所導水路改修工事設計委託=4、158
 〈資本的支出〉
◆建設費=3億16、596
 ・新琴川第3発電所建設(山梨市牧丘町杣口、総建設費8億960万3000円、建設年度16~19年度)
◆水力発電設備改良費=7億78、548
 ・野呂川発電所三ツ滝取水口災害復旧工事=2億62、500
 ・西山発電所主要変圧器取替工事=2億07、900
◆調査費=22、073
 ・水力発電地点開発調査=11、573
 ・野呂川発電所地下調整池建設調査(発生土処理調査)10、500
【業務課】
 〈収益的支出〉
◆委託費=12、699
 ・4号源泉検層調査委託=3、570
 ・沈殿槽清掃委託=2、415
 ・その他=6、714
 〈資本的支出〉
◆配湯管敷設替工事=59、924
 ・東文化村北線、南線=33、987
 ・駅前南線=4、937
 ・その他=21、000

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