業界記事

普通建設費10年で328億/取手市と藤代町が合併調印

2004-10-28

 取手市と、藤代町の合併協定調印式が26日、取手市福祉交流センターで開かれた。取手市の塚本光男市長と、藤代町の小林靖男町長は協定書への署名を終えた後、橋本昌知事と握手を交わすとともに、「大胆な発想と創意工夫、さらに融和と団結の意識を高めながら、新しい街づくりに取り組む所存」と決意を表明した。26年度まで10か年間の新市建設計画によると、普通建設事業費の総額は328億2100万円で、32億円余りの規模で推移する見通し。全体の予算見込み額でも大幅に突出している年度がないため。今後、17年3月28日に新生「取手市」が誕生する。
 調印式では、協定に至るまでの経過報告や協定書の内容について説明があった後、塚本市長と、小林町長は、協議会委員らが見守る中、橋本知事を中心にして、握手を交わすとともに、「全国で初となる対等合併編入方式を導入し、順調に協議を進められたことが一番の誇り」、「地域住民が心から良かったと言える街づくりを進めていきたい」などとあいさつ。
 橋本知事は県内各地の実情にも触れながら、「合併は第一歩であり、これからの課題にどう取り組んでいくかが最も大切。より一層の尽力を期待している」と話した。
 今後、取手と藤代では11月1日に臨時議会を召集し、議決を求める予定。知事への合併申請手続きなどを終えた後、17年3月に新生「取手市」が誕生することになる。
 新市建設計画の17年度から26年度まで10か年間の主な推進事業(建設関連事業のみ抜粋)は次のとおり。
【水と緑を育み環境に優しいまちづくり(自然・環境)】
◆総合公園多目的グランド整備事業
◆里山の保全事業
◆河川運動公園施設の充実
【美と文化を創る心豊かなまちづくり(教育・文化)】
◆小・中学校校舎等耐震補強事業
【地域が活性化する産業が躍進するまちづくり(産業)】
◆農業基盤整備事業
【安心して住みやすい魅力あるまちづくり(住環境・都市基盤)】
◆中心市街地の整備
◆バリアフリー化の推進
◆防災行政無線整備事業
◆防犯灯の整備
◆都市計画道路整備事業
◆生活道路整備事業
◆交通安全施設整備事業
◆公共下水道整備事業
◆雨水排水整備事業
【心をつなぐ温もりのあるまちづくり(健康・福祉)】
◆ふれあいの郷増築事業
◆知的障害者デイサービスセンター増築事業
◆子ども発達センター整備事業
◆駅前保育ステーションの整備
◆保育所改築整備事業
◆子育て支援センターの整備
【県事業】
〈道路整備〉
◆国道294号(白山工区)整備事業
◆県道守谷・藤代線(藤代地内)整備事業
◆県道守谷・藤代線(下高井地区)道路改良事業
◆都市計画道路片町白山前線整備事業
◆都市計画道路上新町環状線整備事業
◆都市計画道路中内・大圦線整備事業
〈河川整備〉
◆相野谷川河川改修事業
◆北浦川河川改修事業
◆西浦川河川改修事業
〈公園整備〉
◆北浦川緑地整備事業

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