業界記事

9月の中小企業景況調査/建設業受注DI0

2004-10-28

 国民生活金融公庫水戸支店は、県内の中小企業を対象に今年9月に行った景況調査(有効回答143社)の結果をまとめた。
 そのうち建設業(従業員30人未満)の回答をみると、今年7月~9月の「受注DI」(前年同期と比べて受注が「増加」-「減少」)は0(ゼロ)で、受注増と受注減の企業が同数となった。前期(今年4月~6月)のDIはプラス14・3だったため、受注減の企業が少し増えたことになる。
 来期(今年10月~12月)の受注見通しDIはマイナス25・0で、厳しくなるという声が多い。
 また、建設業の「採算DI」はマイナス46・2と、依然として厳しい見方が多い。
 調査結果のうち、建設業の回答は次のとおり(今期は16年7月~9月、来期は16年10月~12月)。
【業況判断(良い-悪い)】今期はマイナス18・8。来期見通しもマイナス18・8。
【受注DI(増加-減少)】今期は0。来期見通しはマイナス25・0。
【採算DI(黒字-赤字)】今期はマイナス37・5。来期見通しはマイナス6・3。
【資金繰り(好転-悪化)】今期はマイナス6・3。来期見通しはマイナス18・8。
【借り入れ(容易-困難)】今期はマイナス15・4。前年同期はマイナス50・0。
【設備投資】今期は25・0%。来期見通しは0%。
 ※景況調査票における「最近の営業状況について特に感じていること」の声
 <1>建材卸売業=軽油の値段が上がり、収益に大きな影響が出ている。
 <2>土木設計業=受注額が下がり、人件費の負担が経営を圧迫してきている。
 <3>書籍・文具卸売業=役所関係の入札予定価格が低すぎ、利益率が低下している。

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