業界記事
大規模開発を申請/中新井小増築と給食調理場
2004-10-27
所沢市は、中新井小学校増築工事を17年度工事として実施するべく、予算編成会議に諮る。設計業務は松下建築設計事務所(さいたま市、電話048-663-4118)が17年1月いっぱいの納期で進めているが、既に大規模開発事業相談を提出しており、新年度早々の工事に備える。
所沢市では、10月1日から「所沢市街づくり条例」を施行。その中で、1haを超える開発行為に関しては、建築確認申請提出の45日以前に相談を提出することが義務付けられている。
中新井小学校増築については、このほど提出した。これにより、今年度内の建築確認申請が認められるメドが立ち、17年度当初に予算付けがされれば、早期の着手が見込まれる。
事業は児童数の減少が著しい並木東小学校と中新井小学校を統合し、合併新設校とするため、施設整備を行うもの。統合準備会による提言では、中新井小学校を敷地に、18年4月1日にスタートをきることも決まっている。
今年度設計、17年度工事を計画。増築する普通教室棟はRC造3階建て、延べ床面積600㎡以上。普通教室4教室、多目的室、トイレが入る。
自校給食調理場は、S造2階一部4階建て、延べ約620㎡。ドライシステム調理場で、電化厨房施設、ランチルーム、給食配膳用エレベーターを設ける。
中新井小学校は並木8-4に位置。敷地面積1万8765㎡。校舎は、昭和53年(延べ3638㎡)建設後、同57年(540㎡)、平成元年(154㎡)にそれぞれ増築。RC造4階一部3階建て。体育館は昭和56年建設のS造平屋、944㎡。
並木東小学校(並木6-4-1)の敷地面積は、2万2000㎡。校舎は、RC造4階建て、延べ床面積5300㎡規模で、昭和59年に建設。体育館はS造平屋947㎡。
並木東小学校の跡地利用に関しては、現段階では未定。市役所などからも遠い距離ではなく、公共施設として利用する場合、様々な使用法が考えられそう。
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