業界記事
整備手法など検討/白神川の河床掘削で/建設局
2004-10-26
さいたま市建設局は、準用河川白神川の浸水被害解消に向けた詳細設計を共和コンサルタント(さいたま市、電話048-829-2401)に委託した。未整備区間約350mの有効な整備手法をまとめるもので、年度内に業務を仕上げるが、17年度の発注は微妙。
白神川は、中央区から桜区に流れており、白神樋管を経由して鴨川に落ちる延長1970mの準用河川。周辺住民の浸水被害解消に向け、合併以前から下流部を管轄していた浦和市、与野市が河床掘り下げを行ってきた。
河川現況は、下流部断面が4・9m、中流部から上流部は2・3m。深さは約3m。
今回の設計対象となっているのは桜区の白鍬通りから上流部。下流部と同様、河床を掘削して流量を確保する方針。
ただ、河川両側には住宅が密集しており、通常の掘削工事では地盤変化により、民家への影響が懸念されることから、安全な施工方法を見出すとともに、工事車両の設置場所、掘削土の搬出方法などについても検討を重ねる。
河床掘削は1時間あたり50mmに対応できる河川とする計画でいる。
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