業界記事
知事・市町村長が意見交換/組織再編や財政改革を
2004-10-26
県知事と市町村長との県政に関する意見交換会が25日、諏訪合同庁舎で行なわれた。県側からは知事や経営戦略局長が、首長側は岡谷市・諏訪市・茅野市・下諏訪町・富士見町・原村の各市町村長が出席。現地機関の組織再編や財政改革プログラム見直しなどについて県からの説明のあと、意見交換が行なわれた。
組織再編については、現地対応強化の視点に基づき新たなアイデアを出している段階。新体制は準備期間を経てスタートしたいと説明。
財政改革プログラム見直しは、18年度から財政赤字となる見通しから実施するもの。公共事業削減や施設建設費抑制、職員数削減などにより収支改善を図るとしている。
また下伊那地域の南信州モデル実践プランの事務の振り分けなどについて説明があった。
意見交換では「県民生活に密接な公共事業が取り止めになっている。是非とも必要な事業費を採っていただきたい」との要望に、知事は「局地的な降雨などもあり、河川には経費5億円を計上した。また要望の多い道路補修についても前倒しで約12億円を計上した」と話した。
「諏訪湖の浄化についてトータル的な取り組みを」との要望には「農薬や排気ガスが問題。農政部では従来の半分の農薬による農業促進プログラムを進めている」と答えた。
また組織再編について「現地で解決する現地機関を作って欲しい」という要請には「職員がより現場に出ていくようにしたい。地事所長と本庁との連絡を密にしたい」と語った。
この日は上伊那地域でも同様の意見交換会を実施。また27日には長野地域での会を予定している。
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