業界記事
17年度に設置場所選定、政令市見据え検討/新保健所整備事業
2004-10-23
新潟市は、政令指定都市移行を見据えて新保健所整備事業を計画している。今年度に基本構想等を取りまとめ、平成17年度に設置場所の選定及び実施計画の策定を視野に入れていることが明らかになった。
現在の保健所は、平成10年4月に東西保健所が統合し、本庁舎の第2分館や旧保健所の一部を供用しているが、施設の狭隘化と分散配置の点から保健所施設の機能強化が必要となっている。
新保健所整備計画は、高度かつ総合的な市民の健康づくりを支える保健中枢施設を整備するもの。整備により、地域における公衆衛生の向上・増進を図るほか、多様化して行く地域住民のニーズへの対応が可能となる見通しだ。
計画では、今年度に基本構想・計画を策定し、平成17年度に設置場所の決定、実施計画策定を予定する。平成18年度以降、基本設計・実施設計、用地の取得、建設・外構工事等を行い供用開始となる予定。
新保健所の整備事業は当初計画より大幅に遅れている状況であり、市では平成19年度からの政令指定都市移行を見据えて詳細事業内容等を検討中である。
全体事業費にはおよそ74億4600万円を見込んでいる。
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