業界記事
来週にも一般競争公告/東海病院移転を分離で発注
2004-10-23
那珂郡東海村は、東海病院移転新築に伴う建築本体工事について、3社構成で来週にも公告する方針を明らかにした。このほか電気設備工事、機械設備工事については、それぞれ単体で公告する見通し。施設規模は、RC造3階建て延べ7012・15㎡。総工費は、来年度に発注予定の太陽光発電設備工事も含めて約29億円を見込む。
既存病院の老朽化、狭隘化により移転改築される東海病院は、駅東大通り沿いで清掃センター西隣となる、東海中央土地区画整理事業地内の保留地(敷地1万8479㎡)に建設を予定している。
(株)伊藤喜三郎建築研究所(千代田区紀尾井町3-23)の実施設計による規模は、RC造3階建て延べ7012・15㎡で、建築面積が3605・28㎡。病床数は、現在の一般病床30床に一般病床10床・療養病床40床を加えた計80床とし、従来の科目に加え、整形外科を新設。
このほか環境への配慮として、自然エネルギーを活用し環境負荷やランニングコストの低減を図るため、道路側に太陽光発電設備を導入する。
19日に行われた指名審査会では、建築、電気、機械の公告3件について、それぞれ入札参加形態を話し合った。その結果、建築は3社構成によるJV編成とし、電気、機械についてはそれぞれ単体による方針を固めた。
建築工事は11月末から行われる予定で、来年度には新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の補助を受けて太陽光発電の設備工事に着手。平成18年3月の完成、同5月の開院を目指す。
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