業界記事
用地検討新市に持ち越し/畜産ふん尿処理施設
2004-10-22
高根町は、畜産により発生する糞尿の処理や再資源化に向け建設を計画する畜産ふん尿処理施設について、新たな建設予定地の選定など計画の見直しを進めていたが、現時点で用地のメドがついていないため、合併により来月1日にスタートする北杜市に計画が持ち越される見通し。
同事業は、11年11月に施行された「家畜排泄物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」に基づき、家畜排せつ物の河川や地下水等への流出や浸透等による水質汚染の防止など新たな管理基準への対応が必要となったことから、畜産により発生する糞尿の処理や再資源化のための施設整備計画を、町が進めてきたもの。昨年度に基本計画を策定し、同計画に基づき、バイオガスプラントとコンポストを併用した処理施設を建設する計画とした。建設予定地として、同町村山西割地内の畜産試験場跡地にメドをつけ計画を進めていたが、地元の反対が強いことなどから、町は町内の酪農組合等関係者などと協議のうえ新たな建設予定地を視野にいれた計画の見直し検討にはいっていた。その後大きな進展はなく合併前の新たな候補地の選定は難しい状況で、新市に計画が引き継がれ、検討が進められる模様。
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