業界記事

総合評価をシミュレート

2004-10-22

 川越県土整備事務所が29日に総合評価方式で入札する「和ケ原地内国道463号舗装指定修繕工事」で、89dBの必須条件から最高性能値として想定している87dBでの攻防をシュミレートした。事前公表された設計金額が約3708万円から調査基準価格を72%前後と設定すると約2670万円となる。評価値を出し最低と最高の値でそれぞれ計算すると、最高4・38、最低2・69になり1・69ポイント内の争いとなる。各社の出方が注目される。
 同工事は目標達成のための必要コストを計上する総合評価管理費計上型の入札。本紙20日付けに掲載している設計金額も管理費を上乗せした金額。そこで本紙は、事前公表金額をもとに総合評価による評価値をシミュレートする。
 評価値は89dBをクリアすると標準点の100点、0・5dB下げると4・25点加算される。各社の点数から札入れ金額で割り、同数値×100で評価値を算出する。
 設計金額=予定価格と想定すると約3708万円が予定価格。また、調査基準価格(もしくは最低制限価格)を72%前後と想定(県が定めたのではなく、本紙のこれまでの分析で算出したもの)すると約2670万円になる。
 仮に加算点がゼロの場合で予定価格ピッタリで入札した場合、評価値は2・6九。加算点がなくどうしても落札をしようとして仮に2670万円で札入れすると評価値は3・74になる。つまり、技術点がなく無理やり落札しようとしても3・74どまり。
 それに対して、県が想定している最高の2dB下げた場合は17点加算される。したがって117点になり予定価格いっぱいの3708万円で札入れすると、評価値は3・15となる。
 また、加算点が17点でかつ札入れ金額も調査基準価格ぎりぎりに札入れした2670万円で除くと評価値は4・38となる。つまり、最高の4・38から最低の2・69で比較すると1・69ポイントでの差にしかならない。このポイント内での駆け引きと激しい攻防になるもよう。
 問題は、加算点がなく無理やり低い金額で落札しようとした場合と、通常これまでのさまざまな国発注での事例も参考にしての騒音値1dB減少で比較すると、108・5点になり、仮に予定価格の85%となる約3151万円で割ると、評価値は3・44になり、ぎりぎりの低い価格での評価値3・74より劣り落札できない。こうなると純粋な技術提案とは言えなくなり、その可能性を危惧する。

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