業界記事

提案7者を指名/舗装指定修繕工事総合評価

2004-10-20

 川越県土整備事務所は、「和ケ原地内国道463号舗装指定修繕工事」の総合評価方式による入札で、19日に初雁興業、西武建設、日本道路、ユーディケー、島田建設工業、関口工業、NIPPOコーポレーションの7者を指名、29日に入札する。18者を予備指名し、11者もの辞退が相次ぎ、7者が技術提案した。今回の入札方式は、0・5dB低減するごとに過去最大の4・25点、つまり1dBで8・5を加算することが特徴。これにより、これまで以上に技術力が問われることになる。この加算点で、落札がどうなるのか注目したい。
 総合評価の対象工事は9月16日本紙で既報したように所沢市和ケ原地内の「国道463号舗装指定修繕工事」。バイパスの舗装工事で、周辺は人家が密集していることから、舗装による騒音の低減は工事において必須。総合評価による発注がふさわしい。発注見通しによると延長は250m。
 川越県土整備事務所は9月に意向反映型指名で18者に指名通知した。9月28日まで参加表明および技術提案を受け付け、なんと11者が入札参加辞退を申し出ている。7者は提案を出したとのこと。
 その後、副所長を会長とする技術審査会を開き、提案は妥当か、実現性があるのかなどを吟味した。事務所では、19日に開いた指名委員会で、7者をそのまま正式指名通知とした。入札日は29日。事前に公表された設計金額は3893万7150円となっている。
 今回の総合評価の最大の特徴は、これまで騒音低減の入札の中でも過去最大の加算点が付与されること。技術力・加算点=落札への動きがより強まるということになる。
 89dBを必須条件に、それよりも0・5dB下げるごとに4・25点加算させる。1dB下げると8・5dB加算されることになり、大きく落札に近づくと言える。
 解説
 今回の案件は、総合評価入札による意義がハッキリしたことが評価される。技術提案を出さない業者で標準施工(役所の図面どおり)を希望する業者はこれまでの総合評価で指名されないことが分かっており、発注者の提案優先の考えが明確になったことで11者が辞退したのだ。つまり、提案力のない業者で低い金額を入れて落札を狙うということができないからだ。業者もそのことを分かった上での辞退のため、受発注者が入札の特徴を踏まえての措置であり、総合評価の啓蒙・理解が促進されていると言えるのではないだろうか。(渡辺喜光)

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