業界記事
11月に2kmの設計/設計・測量・地質の3業務
2004-10-20
県央流域下水道事務所は、佐波処理区流域下水道の幹線管渠築造工事に備えた設計作成で、17年度以降に施工する7工区の実施設計を11月に入札執行する。業務は、設計、地質調査、測量に3分割して外注する。
佐波処理区の幹線管渠は、赤堀東境幹線と伊勢崎幹線の2系統。このうち、赤堀東境幹線は全体計画17・6kmのすべてが認可を受けているが、伊勢崎幹線については全体延長7・2kmのうち5・1kmが認可区間。口径は、赤堀東境幹線がφ400~1350mm、伊勢崎幹線は500~900mmで対応する。現在、工事は赤堀東境幹線から先行して推進しており、伊勢崎幹線については伊勢崎市が施工する枝線整備に合わせて進めていく。
今回、実施設計を予定しているのは赤堀東境幹線。同幹線は事務所内部の区分けとして下流部から1~14工区に分割。これまでに、6工区までの設計が終了している。
今年度委託する7工区は境町をメーンに、一部東村にかかる延長2000m程度。管種は、ヒューム管のφ900mmを採用、掘削工法は設計の中で決められる。
県が施工する流域下水道の最終処理区となる佐波処理区は、伊勢崎市、赤堀町、東村、境町にまたがる約3282haが計画処理面積。
計画人口は約9万3380人で、計画汚水量は約6万7770立方m。
当面は、第1系列を整備し普及率の推移を見ながら段階的に整備を進めていく予定で、最終的には6系列となる。設計業務は、日水コン(東京都新宿区西新宿6-22-1電話03-5323-6200)が作成。処理方式として、初期の段階では標準活性汚泥方式とし、処理量が増加した段階で凝集剤添加活性汚泥方式を取り入れ、さらに将来的には高度処理として急速ろ過や活性炭吸着法なども導入する計画。
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