業界記事
県産材ゾーンが好調/30日から一般分譲開始/ロイヤルタウンみずき野
2004-10-20
「ロイヤルタウンみずき野」は、県住宅供給公社が前橋市大島町と小屋原町に造成している住宅団地で、開発総面積は9・2ha、計画区画数は約200区画となっている。そのうち、今年度は63区画の分譲を実施、うち21区画が県産材住宅ゾーンとなっている。
同ゾーンは、構造材にぐんま優良木材品質認証センターの証明した認定工場製品又は、品質認証品(ぐんま優良木材)を6割以上使用するものが対象となっており、申込受付は県木造住宅産業協会が担当している。申込みは随時受け付けており、現在ですでに14区画の予約があり、滑り出しは好調だ。
県産材ゾーンは、県の「杉百本」事業や県マイホーム建設資金金利補給制度「ぐんま優良木造住宅」事業などの施策に則った形で計画され、環境保全を重視し森林の活性化を目的としており、少しでも山に目を向けるきっかけづくりにしたい考えだ。
公社の分譲方法は、購入者が希望する土地を選び、希望の住宅を設計し、希望する建設業者を選定、その後は公社が建設工事を担当し、工事完了後に土地建物一括で引き渡す形となる。
同住宅団地は、自然にやさしい環境共生団地を住民と共に作り上げていくことを目的にしており、特に雨水は貴重な資源として大地に帰す水の循環システムを構築しているほか、通風採光等も考慮し個々の住宅面積も広くしている。
また、車と歩行者の通路も場所により分離しているほか、道路部分を極力減らし宅地率を上げている。また、交差点部分や県産材ゾーンを横切る通りには石舗装を採用しており、景観にも配慮している。
「ロイヤルタウンみずき野」は、全体で約200区画の販売を計画しており、今年度から4か年で売り出していく方針。1区画あたりの平均坪数は98坪、価格は坪単価で平均18万2000円となっている。
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