業界記事

県内ルート直線に変更/五霞町-埼玉県境/幸手境線BP整備

2004-10-20

 茨城県は、五霞町と埼玉県幸手市の中心市街地を結ぶ幹線街路として計画している都市計画道路土与部小福田線(県道幸手境線バイパス)で、未整備区間約880m(区画整理区域~埼玉県境)の都市計画変更を計画している。この路線の規模は、延長約3060m、幅員16m(2車線)。このほど地元調整が整ったため、既に都市計画決定されている茨城県内の線形(曲線、約880m)をほぼ直線に変更する。今後、県都市計画審議会の議決を得て、県では来年度から本格的な用地買収に着手し、早期の着工を目指す。
  土与部小福田線は、県道幸手境線のバイパスとして計画され、茨城県側では、先行して昭和48年9月に都市計画決定された。
 埼玉県側でも都市計画決定する予定だったが、地元調整が難航。
 そのため、当初は県境を流れる一級河川中川に直交する計画であった線形を変更する必要が生じ、茨城県側の都市計画道路と多少ずれた線形となり、昭和57年10月に都市計画決定された。
 その後、中川改修計画の具体化や架橋技術の変化などを踏まえ、平成7年度から、茨城県・埼玉県で協議を進めた結果、自動車走行の安全性を確保するため、県境で曲線となっていた茨城県側の約880m区間を直線に近い線形(現計画の東側)に修正することで合意。
 また、長年にわたり地元説明を重ねた結果、このほど関係者の合意が得られ、道路整備事業の着手が具体化したため、都市計画道路の変更を行うことになった。
 加えて、この地域が圏央道の整備・IC開設などによって交通量が増加することが予想されるため、整備具体化を図ることにした。
 現在は、都市計画案の縦覧を行っており、引き続き県都市計画審議会に諮問する。用地はほとんど取得していないため、来年度から本格的な用買に着手し、早期の着工を目指す。
 土与部小福田線(県道幸手境線バイパス)の現在の都市計画決定の内容は次のとおり。
◆名称等=幹線街路3・4・17土与部小福田線
◆起点=五霞町大字元栗橋字土与部堤外
◆終点=五霞町大字新幸谷字三敏並
◆主な経過地=五霞町大字元栗橋字仲沖
◆区域構造等=延長約3060m、地表式、2車線、幅員16m。
◆幹線街路と平面交差=2箇所。

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