業界記事
25日に検討委を開催/ごみ処理施設
2004-10-19
さしま環境管理事務組合(管理者・野村康雄境町長)は、ごみ処理施設建設事業について、今月25日に建設検討委員会を設けて協議を行う予定だ。ここでは、前回でも話しあわれた施設の処理方式などが議題となる。着工時期については、早くても来年の夏ごろとなる見通しで、総事業費については、約120億円を見込んでいる。
建設予定地は、岩井市寺久地内の敷地面積約9万4000㎡。計画では、同組合を構成する1市5町から出る一般廃棄物を適正に処理するため、廃棄物処理施設の更新計画を進めていくこととなった。
リサイクルプラザでは、廃棄物の資源化処理と不要品の再生と提供を目的に、処理能力は50~60t/5ha。ごみ処理施設は、200~220t/日(100t/日×2基)の処理能力の規模を予定している。また、施設稼働時に発生する余熱による発電を行い、施設稼働に要する電力に充てることとなっている。
建設検討委員会については、これまでに予定地の視察も含めて7回実施している。委員会では、事業費や建設による地域環境に与える影響などの協議を行ってきた。また、施設の処理方式についても前回の協議で6方式から4方式までに絞り込まれ、建設に向けた準備が着々と進められている。
用地買収については、これまでに9割程度まで完了。施設の着工時期については、早くても来年の夏ごろになる見通しだ。順調ならば、20年3月の完成を予定しており、同4月からの供用開始を見込んでいる。
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