業界記事
公募型指名で来月公告/4棟6700平米対象に個室化等整備/県立北病院改修工事
2004-10-16
県営繕課は、県立北病院病棟改修工事について、共同建築設計事務所(東京都新宿区三栄町9-9)に委託している改修設計が今月中にも納品となることから、年内の入札に向け準備を進める。同工事入札は公募型指名競争が予定され、来月にも工事公告となる見通しだ。
韮崎市旭町の県社会福祉村内にある県立北病院は、精神科の公的医療機関として急性期入院治療から通院、相談、訪問等の医療を展開。平成2年度には病院施設の再整備を実施しているが、病棟の個室化整備など施設の充実を図るため、急性入院病棟の改修を計画するもの。
改修するのは、平家建てと2階建ての建物で構成される全5棟の病棟のうち、1A棟(2階建て60床)を中心に1B(2階建て50床)、1C(平家建て60床)、2A(2階建て65棟)の4棟の建物で、対象面積は約6700㎡。改修の内容は4床室を中心とする現在の一部病室の仕切りや入口などを改修し、個室化と、これに伴う空調、電気、給排水設備の改修などが主となる。個室化により病床数は1A棟が39床、1B棟が47床、1C棟が54床、2A棟が59床となり、全体の病床数も現在の300床から264床となる。
施工にあたっては仮設施設等は設けずに、段階的に各棟の改修を進めることで、施工期間中の入院患者については他の病棟を利用することで対応する。同事業費には9月補正予算で、今年度1億6191万円、17年度1億0298万1000円の継続費設定により総事業費2億6489万1000円を計上している。今年度から2か年で工事を進め、来年10月頃の工事完了を目指す。
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