業界記事
設計業務は今後/明戸公民館改築計画内部検討進まず
2004-10-14
深谷市教育委員会は、明戸公民館を明戸生涯学習センター・明戸公民館への整備を計画しているが、所管課によると内部検討も進んでいないとしており、年度後半に入ったものの、設計業務に着手する状況ではないようだ。
既存の明戸公民館は、RC造2階建て、延べ床面積約450㎡。内部は、大小会議室、図書室、実習室、和室など。施設老朽化と生涯学習ニーズの多様化、高まりを受け、他地域との格差是正も念頭に、建て替える考えで、利用者アンケートなど住民意向の把握、検討委員会により調整を進めている。
生涯学習課によれば、施設計画なども含め、検討は進めているようだが、内容については、調整中で何も決まっていない。方向性がまとまる時期についても、見えてこない状況にあるという。
このため、当初予算で900万円の事業費を確保し、設計を進めるとしたが、施設計画などを固めた上で、作業するとしているため、着手できないようだ。年度も後半に入り、作業期間を考慮すれば、早期着手が妥当となるが、方向性は見出せないようだ。
ちなみに、市内の生涯学習センター・公民館の状況から、施設規模は概ね2000㎡程度が必要と見られる。また、設計者選定では、提案型設計競技を実施したこともある。
一覧へ戻る