業界記事
設計着手は流動的/綾戸BPの橋梁・トンネル
2004-10-14
一般国道17号の子持村綾戸地区において綾戸バイパス整備を計画している国土交通省高崎河川国道事務所は、バイパス内に架設予定されている2橋(1号・2号橋)の設計をプロポーザル方式、トンネル2か所(1号・2号)の設計を指名競争入札により発注を予定しているが、ルートが固まっていないことや猛禽類調査が終了していないなどから、年度内発注が流動的としている。
一般国道17号綾戸地区は、カーブが多く見通しも悪いほか、落石の危険も考えられることなどから、交通の安全を確保するために計画された子持村上白井~沼田市岩本町までの約2・3kmのバイパス。
平成4年から検討を続けており、平成8年度には緊急に防災対策が必要な現国道17号のL約1・7kmについて、法面防災対策を実施した。
バイパス区間にはトンネル2か所、橋梁2橋を設置する計画。子持村側の1号トンネルはL628m、沼田市側の2号トンネルはL555m、橋梁は子持村側の1号橋が185m、沼田市側の2号橋が260mを見込み、トンネルの設計業務は通常の指名競争、橋梁については、2橋一括でプロポーザル方式により発注する予定で、詳細な構造等は設計の中でツメていくとしている。
発注時期については当初、第1四半期を予定していたが、ルートが固まっていないことや、アジア航測(東京都新宿区新宿4-2-18電話03-5379-2151)が担当している猛禽類等の現況調査の関係などから、年度内発注を流動的とした。業務は17年3月18日までの履行期間で委託している。
なお、同バイパスの検討業務及び構造物以外の道路詳細設計は道路建設コンサルタント(千葉市美浜区中瀬2-6電話043-350-5670)が担当し、地質調査については中央開発(東京都新宿区西早稲田3-13-5電話03-3208-3111)がそれぞれ作成している。
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