業界記事
電子入札導入計画を公表/17年度に大型工事で試行/本格運用は18年度からに
2004-10-09
長岡市の電子入札導入計画が明らかになった。それによると、今年度は導入準備のため市内建設業者を対象とした説明会や実証実験を行う。平成17年度は大型工事の中から抽出した案件について試行運用し、18年度当初から工事で本格運用を開始する(紙入札も併用)。平成19年度以降は、工事及び建設コンサルタントについて電子入札を推進し、応札者の対応状況を見ながら運用方針を再検討する方針だ。
同市の電子入札契約システムは、国土交通省等が使用しているJASIC(日本建設情報総合センター)の電子入札コアシステムを使用する。開発業務は在京の(株)NTTデータが担当。
計画では今年度は市内建設業者を対象とした説明会や実証実験を進める。
平成17年度以降の導入スケジュールは次の通り。
[平成17年度]
◎工事関係
▽準備=7月以降、本社が市外にある業者を対象に説明会、操作練習等を行う(希望者)
▽運用=大型工事のうち抽出した案件を試行運用する
◎建設コンサルタント
▽準備=7月以降、長岡市に登録のある業者を対象に実証実験、説明会、操作練習等を行う(希望者) ▽運用=10月以降、抽出した案件を試行運用する
[平成18年度]
◎工事関係
▽準備=練習案件の公開を継続。必要に応じて説明会を行い、電子入札を推進する
▽運用=本運用(紙入札は認める)
◎建設コンサルタント
▽準備=練習案件の公開を継続。必要に応じて説明会を行い、電子入札を推進する
▽運用=10月以降、本運用(紙入札は認める)
[平成19年度以降]
工事、建設コンサルタントについて電子入札を推進し、応札者の対応状況を見ながら運用方針を再検討。最終的には電子入札のみ可能な案件に段階的に切り替える方針。
また、平成17年度当初の電子入札は大型工事の一部を試行するため、予定価格の事前公表を行う予定。但し、今後は予定価格の事後公表案件についても電子入札を行う場合があるため、再入札の開札日時は今後検討する見通しだ。
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