業界記事
出先発注案件対象に/電子入札の適用範囲拡大
2004-10-09
茨城県土木部は、今月から電子入札の適用範囲を拡大する。これまでは工事2億円以上、委託業務1000万円以上だったが、工事は5000万円以上、委託業務は500万円以上とする。このため、県の格付けでAランクの業者が受注する工事も対象となる。
今後は、出先土木事務所での発注案件も対象となる。今年度下半期の電子入札対象案件は工事114件、委託80件の合計194件を見込む。
出先事務所が電子入札を適用する初めての案件は、下館土木事務所が発注する橋梁予備設計(10月21日開札)の予定。
昨年度から始まった土木部の電子入札は、これまでに工事27件、委託10件の合計37件で実施。
そのうち、一般競争入札の電子入札案件(19件)の落札率は平均で94・12%。従来の紙ベースの一般競争入札(38件=昨年度)の平均落札率は95・01%だった。
電子入札の適用範囲は、来年度からは工事で3000万円以上、委託業務はすべての案件に完全導入する。
また、県では、電子入札システムを市町村と共同運用することを目指しており、来年度の運営組織の立ち上げに向けて協議を進めている。
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