業界記事
年内にも設計プロポ/(仮)総合社会体育館建設
2004-10-08
(仮称)総合社会体育館の建設を計画している笠懸町は近く、事業認可の手続きが整うことから建設委員会を設置、早ければ年内にも県内外の8者程度を指名し、設計プロポーザルを行う。今年度の当初予算には新体育館整備事業設計提案者報償費として80万円を計上しているほか、関連委託費2147万円を予算化している。新施設規模は、S造平屋(一部2階)建て、延べ床面積4500㎡程度を想定している。
同町の体育・スポーツ施設の整備は、学校解放を通して学校体育施設の有効活用を図ってきたことから、平成4年から8年の間に整備された岩宿文化資料館(平成4年度開設、RC造一部S造2階建て、延べ1836・52㎡)、文化ホール(平成5年度開設、RC造一部S造3階建て、延べ4556・20㎡)、図書館(平成8年度開設、RC造2階建て、延べ2363㎡)などの文化施設に比べて、遅れをとっている。そのため、利用団体等が増加傾向を示す中で、体育施設の稼働が飽和状態にあり、各種スポーツ大会時には施設の不足など、年間を通した利用者の貸出調整が課題となっている。また、町内の社会体育施設は仮設整備のものもあり、現状の体育施設では、規模や機能面で利用者の要望に十分に応えられていない状況となっていることから、町の体育・スポーツの拠点施設として社会体育館の建設を計画しているもの。
これまでに基本構想案をまとめたが今後、建設委員会を設置し、より具体的な方向性を出すため基本構想を策定する。建設場所は、既存社会体育館(昭和41年開設、S造平屋一部2階建て、延べ1287㎡)が老朽化したため、現地で建替工事を行う予定で、規模については、S造平屋(一部2階)建て、延べ床面積4500㎡程度を計画。内部は、観客席を確保するため一部2階建てとし、施設内容は新田町総合体育館と同様のものを想定している。同館はアリーナの規模が2205・8㎡(バスケットボールコート3面、バレーボールコート4面、バドミントンコート12面、仮設ステージ)、客席336席、ジョギングコース(1周約200m)、トレーニング室規模220・9㎡(22種類40台のトレーニング機器、8種9台の測定機器)となっている。笠懸町の計画する施設は、これらの他に事務室を設ける。
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