業界記事
年明けに一部発注/池田沼の改修事業
2004-10-07
県中部農業総合事務所農村整備部は、今年度から事業化した池田沼地区(前橋市小坂子町)の県単ため池等緊急防災事業で、実施設計を黒岩測量設計事務所(前橋市荒牧町547電話027-234-6601)へ委託したが、工事についても一部を年明けに発注する。
主な工事内容は、取水塔改修、堤体の法面保護、堆積土の浚渫工などで、このうち今年度に発注する工事は、緊急性や地元要望等を踏まえてこれから決定する。
池田沼は、農業用水の確保を目的に明治時代に築造。ため池の諸元は、堤高3m、堤高42m、有効貯水量3600立方m。
経年劣化により、取水施設の脆弱や堤体の崩落も見られ、このままでは災害時に大きな被害も考えられるため、取水施設と護岸を改修するほか、緊急時の用水として貯水するために土砂の浚渫整備などを行う。
概算総事業費は約4000万円で、今年度予算額は2000万円。
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