業界記事
年次計画で推進/水車のオイルレス化
2004-10-06
県企業局発電課は、経年劣化に伴うオーバーホールに合わせて、水質保全等の観点から水車羽根部分のオイルレス化整備を推進している。
今年度は、柳原発電所(前橋市大手町)を対象に実施され、すでに業務は東芝へ発注済み。請負金額(税抜き)は固定子コイルが8700万円、ボス(羽根の芯)は8100万円、水車羽根は8700万円。
水力発電は河川に直結しており、オイルを使用するタイプの場合、万が一事故等によりオイルが河川へ流出することもあり得るため、オーバーホールを機にオイルレスに切り換えるもの。
事業費的には、通常の分解点検に比べてかなりの割高になるが、「事業者責任として、万一の事故等に備え水質に悪影響を及ぼさないよう最善の対策を講じておくため」としている。
今後も年次計画で実施していく方針で、オイルレス化に変えていく施設は、関根発電所、田口発電所、小出発電所、利南発電所、高津戸発電所等があり、17年度については2か所の実施を予定している。
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