業界記事
17年度から本格化/東松山駅東口駅前広場整備計画案まとまる
2004-10-06
東松山市は、21年度を事業完了予定とする東松山駅東口駅前広場整備計画素案をまとめた。総面積約5800㎡の同広場は、北側を一般車、南側をバス・タクシーが乗り入れる形状にした。本格的な事業着手は17年度、駅広整備を優先に、都市計画道路整備、駅舎改築を段階的に進める。
今月12日には総合会館で説明会を開催。11月中には計画案の縦覧、年内の市都市計画審議会に諮った上で、今年度内の県都市計画決定を目指す。
整備計画案は<1>交通機能の向上<2>利便性の向上<3>安全性・快適性の向上<4>整備の効率性・経済性の向上-をテーマに掲げた。
計画に関しては、今年2月に整備案を示すオープンハウスを行い、アンケートを実施。さらに5月にも東口駅前広場アンケートを実施した。その結果、北側に一般車、南側にバス、タクシーを配置するプラン2に最も多くの賛成意見が出されており、それらをもとに実施計画をまとめた。
駅前広場は、将来駅勢圏人口(平成36年)を、8万4514人(東口7万1380人、西口1万3134人)に、同じく乗降客数を3万7400人(東口3万1600人、西口5800人)に設定。施設配置は、北側広場が面積約2700㎡。一般車のみの乗り入れで、11バース、駐車場8台の対応。一方の南側広場は、面積3100㎡。バス4バース(乗車場3、降車場1)、タクシー19台(乗車場2バース、降車場1バース、プール16台)。
当初、駅前広場整備は接続する都計道駅前東通線、第1小学校通線などの拡幅も合わせて行う計画だった。しかし、財政上の問題や、緊急性の点から、まず広場を先行し、道路は一部拡幅を手掛けるのにとどめることにした。
オープンハウスでは、プラン1を北側にバス・タクシー、南側に一般車(送迎、一時駐車)とした。プラン2は北側に一般車(送迎。一時駐車)南側にバス・タクシーを、プラン3は北側に一般車(送迎)、タクシー、南側にバスといった配置とした。
駅前広場実施計画は、パシフィックコンサルタンツ北関東支社(さいたま市、電話048-600-2550)が、測量調査業務は、東松山測量設計(東松山市、電話0493-23-4102)が担当した。
一覧へ戻る