業界記事
山間地域で活用を/バイオトイレ実験
2004-10-06
秩父市は、市内で9月15日から行われているバイオトイレの実証実験に対し、今後の山間地域での下水整備に活用できれば、と期待を寄せている。
バイオトイレは、おが屑とバクテリアで糞尿を分解するトイレ。便層内におが屑を入れ、暖め、バクテリアを繁殖、攪拌して分解。メンテナンスは年2回程度で、おが屑の交換。古いものは肥料や燃料となる。
加えて、風呂水や台所、洗濯水などの生活雑排水への対応も実験対象となっている。具体的には、比較的きれいな水は地下浸透。台所からの排水や洗濯水などは簡易な浄化槽を通してから地下浸透や排水するなどとなる。
市では、市町村合併により、市街地と山間部で、下水道とそれ以外での整備がはっきりしてくるとし、成果を山間地での整備に生かせればと話している。
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