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当初は暫定予算/6月で本予算編成か
2004-10-04
秩父市、吉田町、荒川村、大滝村は、17年4月1日に新設合併し、新たな「秩父市」が誕生する見通し。現在、合併協議会事務局を中心に、各種事業などについて、合意した協定項目から具体化に向けて、分科会、専門委員会レベルで擦り合わせ検討を進めている。このうち17年度予算については、当初は暫定で組み、本予算編成に進むなどの方策を検討する。
合併までに具体化する必要があるものとして、地域自治組織のあり方や新市の組織といった協定項目に示されているが、合併までに再編など行うものや、4月1日付け人事異動なども合併前に調整が必要となる。
予算編成の方向性については今後具体的な検討を進めることになる。秩父市によれば、先進事例を調べたところ、年度当初は暫定予算を編成し、50日以内に実施するとされる新市長選挙後の6月議会での本予算編成が見られる、と話しており、同様に推移することも考えられる。
また、新市長による政策的な予算に関しては、市長選後の6月議会では、反映は難しいと見られるが、事例では翌年度当初や途中での補正予算での対応も見られるという。
なお、県9月議会には、1市1町2村の合併へ、廃置分合の議決を求めている。手続きが順調に進めば11月にも、官報告示となる見通し
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