業界記事
今後も可能性模索/懸案の火葬場建設事業
2004-10-04
川口市は懸案の火葬場建設について、今後も実現の可能性を模索していくことを改めて表明した。これは、開会中の市議会9月定例会における、磯部孝司議員の一般質問に対して答弁したもの。
磯部議員は、「火葬場は、建設地が定まってから着工するまでに4年はかかるといわれている。市内に本当に建設する場所は無いのか、もしそうであるなら広域での整備も考えるべきでは」と質問。健康増進部長は、「市民生活に欠かせない施設であり、あきらめたわけではない。実現に向けて、今後も建設地を探っていく」と答弁した。
同市の火葬場建設問題は長年の懸案事項。13年度に領家5丁目地内の工場跡地で計画されたが、近隣住民の反対運動により断念している。その後具体的な動きは無いものの、当時発足させた斎場建設計画検討委員会は現在も存続。
今年度は、経営主体を民間事業者にも認める「火葬場建設促進特区」を、構造改革特区で国へ提案している。なお現在多くの市民は、板橋区の戸田火葬場か草加市の谷塚火葬場を利用している状態
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