業界記事
枇杷跨道橋が着工へ/門井山方線バイパス整備/東日本旅客鉄道に委託
2004-10-02
県土木部道路建設課は、一般県道門井山方線道路整備工事で、山方町野上地内でJR水郡線の「枇杷(びわ)跨道橋新設工事」を東日本旅客鉄道(株)水戸支社(水戸市三の丸)に委託する。このほど閉会した第3回定例県議会で工事委託契約締結議案が承認された。委託額は6億3078万5000円。
工事概要は、函渠工(L20m)で、工期は平成19年3月までの予定。同工事はJR東日本が発注して整備を進めることになる。
県道門井山方線は、国道293号と国道118号を結ぶ生活関連道路だが、山方町野上地内は幅員が狭く歩道もなく、水郡線の危険指定踏切もあるなど、円滑な交通に支障をきたしている。
そのため県では12年度から、現道の北側にルートをとり国道118号に接続するバイパス整備を進めている。バイパス延長は1260m、幅員は10・5/6mで、そのうち370mは平成14年1月に供用した。
バイパスのうち水郡線に係る部分は跨道橋として計画。跨道橋工事はJRに委託するため協議を進めてきた。委託する函渠工は、延長20m、幅12m(4m+3・5m+3m+1・5m)、高さ7・5m。
協議がまとまり、県議会で委託契約締結議案件が可決されたため、JRが同工事を発注して着工となる。工事は18年度まで3か年で進める計画で、工期は19年3月までとなっている。
県道門井山方線は、枇杷跨道橋を過ぎると国道118号にタッチし、その先は県道山方大宮線の久慈川に架かる小貫橋に接続する計画となっている。
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