業界記事
校舎・屋体増改築で準備/来年度に整備の新設校/相生、穴切、春日の3小学校統合で
2004-10-01
甲府市は、相生、穴切、春日の3校を統合し18年4月の設置を目指す(仮称)新設小学校について、校舎・屋体増改築等工事に伴う実施設計業務を望月建築設計事務所(甲府市下石田)、地質調査を萩原ボーリング(甲府市上今井町)にそれぞれ委託し作業を進めており、年度内に詳細な内容を詰め、来年度事業での施設整備を目指す。
同新設校の設置は、市内中央部における小学校適正規模化基本方針に基づき計画されるもので、現在の相生、穴切、春日小学校の3校を、春日小学校の地に統合し、新設校とする。統合は2段階に分けて行い、まず17年4月に相生小と春日小の2校を相生小学校の地に統合し、穴切小との2校舎体制とする。17年度には、新設校を設置する現春日小において、校舎増改築等の施設整備を行い、平成18年4月には完全統合する。新設校の施設整備にあたっては現有校舎を最大限活用し、必要な教室数を確保する。既存の春日小校舎棟は、RC造2階建てと3階建ての建物で構成され、延べ床面積2859㎡の規模となるが、配置の工夫等によ図書室とコンピュータ室のスペースを1・5倍程にするほか、児童が交流できるコモンスペースや、3つの小学校の歴史資料を展示するスペースなどの設置も予定。また、既存校舎以外に普通教室3、特別教室3の合わせて6教室の不足が見込まれることから校舎棟(3階建て)の増築で対応する予定。また、体育館は老朽化が進んでいるため改築する予定。校舎等の増築部分は概ね約1100㎡、新設部分は約680㎡を想定しており、今後、設計作業の中で詳細を詰め、来年度事業で施設整備の実施に備える。
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