業界記事
介護センター建設へ/3階建てを4地区に想定
2004-10-01
志木市は仮称・あんしん介護まちづくりセンターの整備を計画している。整備に際しては国の「地域介護・福祉空間等整備交付金」を利用することになるが、同交付金は17年度の創設に向け、国で調整が進められている状態。市ではその動向に注視しつつ、創設後は早期に動き出せるよう、整備手法や建設地など、内部検討を本格化させる。
地域混在型の小規模高齢者福祉施設と位置付けている同センターは、宗岡、本町、柏町、幸町・館の4地区に整備する方針。施設規模は、それぞれ3階建てを想定している。
1階は在宅介護支援センター、デイサービスセンター、ヘルパーステーションを配置。2階は緊急ショートステイ(3床)とグループホーム(1ユニット)を整備する。
3階部分は、地域の特性に合わせた施設を内包する。子育て支援施設や障害者デイサービスセンター、集会所機能を有する世代間交流スペースなどを想定。また、高齢者の調理実習が可能な厨房・食堂も候補に挙がっている。
事業手法に関しては、民間活力を導入する方向で検討を進めることになる。また、課題の一つとなっている建設用地に関しては、既存施設との複合化も視野に入れて精査していく。
同センターは、介護予防事業の効果的な展開を図るために整備するもの。365日・24時間型の在宅介護支援構築を目的としている。
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