業界記事

新分野進出サイブラリ33/農林水産省/造園業の売上を上回る

2004-10-01

 ■新分野・新市場への取組又は先進的な取組等(以下「当該取組」という。)のテーマ
◇ダチョウ飼育・販売・観光牧場の運営
 ■当該取組の内容
◇事業内容は、ダチョウの有精卵・食用卵・ヒナ~成鳥、飼料、肉、羽根、オーストリッチ製品(バッグ・小物)などの販売、ダチョウ飼育関連設備・器具販売及び施工。国内唯一のダチョウ観光牧場の運営。飼育は糞尿の処理が不要のためエサやりだけでよく、現在1、300羽を二人で管理。ダチョウは手間がかからないだけでなく、捨てるところがないのも魅力。肉は健康への関心の高まりと共に、高級レストランなどを中心に固定客が増え個人の注文にも応じている。
 平成3年には牧場に隣接して観光SHOPをオープン。国内唯一のダチョウ観光牧場として週末は家族連れで賑わい全国からの視察も多い。ダチョウ肉バーベキューが食べられる他、ダチョウ肉加工品・食卵・オーストリッチ製品などのお土産品を販売。ダチョウ以外にもエミュー・ロバ・鹿・ヤギ・羊・孔雀・アヒルなど様々な動物に餌付け体験が出来るほか、直になでたりとふれあうことが出来る。
 ■当該取組との出合い又はアイデア発案の契機
◇94年ごろより先行きに不安を感じていた。96年暮れ、たまたまテレビでダチョウを見て、素晴らしい食材であること、生産効率が高いということ、肉だけでなく皮もオーストリッチ製品として関心を集めていることなどから事業化を決断。
 ■社長の役割と社内の実行体制
◇ダチョウ飼育の可能性の調査を国内では沖縄、海外にはアメリカ(カリフォルニア、アリゾナ)に行き、数週間滞在して実施した。その後社員を派遣し研修。
 ■従業員教育、新規の人材確保等の方法
◇現在の社員をダチョウ飼育に振り替えている。全社員の19名のうち専従は5名。パートタイマーを3名専属に採用した。事業発展に伴い、新規採用も行う予定。
 ■事業化までに至る間で苦心した(苦心すると思われる)こと、及び成功の要因
◇日本国内では、飼育のノウハウを企業秘密と称して開示してくれない。結局アメリカに行って学んだ。
 初期投資は牧場の柵造りなどだが、本業の造園業の延長にあり、作業員の手の空いたときに行っていたので、目に見える出費が少なくて済んだ。
 ■相談・助言、情報収集等の相手先。外部組織と連携した場合は相手先との連携形態
◇国内の組織はフランチャイズ方式で閉鎖的なので入っていない(日本オーストリッチ協会「沖縄」、日本オーストリッチ協議会「東京」)。栄養素の分析などは女子栄養大学に頼んでいる。農水省ではダチョウを家畜として認めていないので相談の窓口がない。
 ■当該取組の主たる顧客(活動領域)等
◇肉はレストランなどと特約で販売している。需要はあるが、供給が追いつかない状態である。
 ■当該取組の差別化等のポイント
◇日本国内ではダチョウのと殺場が3カ所しかない。当社の強味は自社でと殺場を持っていることである。
 また、肉だけでなく皮など総合的に利用して無駄のないことも強みになっている。
 ■当該取組への投資額及び必要資金の調達法
◇開発段階では、自社の内部労働力を利用しているので正確にいくらかけたか不明。畜舎は餌場の屋根くらいなので投資は少ない。投資はなるべく少ない方がよい。
 ■当該取組に係る事業のスタートから現在までの売上及び利益の推移
◇1997年より2002年までは売上高5000万円/年で推移したが、2002年にようやく1億円になって、造園業の売り上げを上回った。
 ■当該取組の大きな成果と思われるもの
◇新分野に参入できたことが大きな成果である。
 ■今後の課題と解決方針
◇牧場にSHOPをオープンさせ、週末は県外からのお客様も多い。しかし滞在時間が1~2時間程度の方が大半。もう少し長く滞在していただけるよう、様々な動物を放し飼いにしたふれあいスペースを現在準備中。
 肉の供給が間に合わないので、現在1300羽を増やしたい。
 ■公的助成・支援制度の活用状況(これら制度の改善要望などもあれば併せて記述)
◇2001年に店舗を造ったとき国民金融公庫から借り入れた。ダチョウが家畜として認められていないので、農水省の家畜糞尿処理の補助金対象となっていない。茨城県畜産課は支援しようとしているようだが。
 ■その他の特記事項

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