業界記事

博物館など14事業実施へ/戸倉ダム中止で基金事業

2004-07-30

 戸倉ダム中止に係わる基金事業のあり方を検討してきた第3者委員会は27日、東京都内で第3回目の委員会を開催し、委員会としての提言を明らかにした。それによると、これまで基金事業として継続か否かが審議されてきた26項目のうち、下水道管渠工事や尾瀬自然文化博遊館の建設など14項目の事業について、実施するべきだと提言し、基金事業についての地元と下流都県の調節は、事業の一部実施という形で落ち着きそうだ。
 同委員会では、ダム事業関係者には、水没関係地域の信頼を裏切ることなく円満な解決を図る努力を尽くす社会的義務があるとしており、一方の下流都県の立場からは、今後の基金事業をどの程度実施する事が合理的か、都県民への説明責任が課題になるとした。今回、同委員会が実施すべきとした基本的な考え方は、現在着手済みの事業で、必要最小限の投資で、その機能発現が期待出来る生活基盤整備事業や尾瀬観光支援につながる事業、戸倉地区振興につながる事業。また、併せてダム中止に伴い一部内容の変更も検討する必要があるとした。
 同委員会の設置は、戸倉ダム中止により先行きが不透明になっていた片品村基金事業の継続に向け、これまで資金負担していた下流都県(東京都、埼玉県、千葉県、渋川市)との調整を行ってきた国土交通省関東地方整備局が提案。
 同村では、利根川・荒川水源地域対策基金事業として公共下水道や親水公園、体育館の建設などを総額45億円で計画しており、これまでに約15億円の工事を実施している。
 「戸倉ダム中止に係わる基金事業のあり方委員会」が継続して実施すべきと提言した事業は次の通り。(◇事業名=整備内容)
【基盤整備事業】
◇下水道整備事業=管渠工事
【尾瀬観光支援につながる事業】
◇尾瀬博遊館・関所事業=尾瀬自然文化博遊館整備
◇同事業=駐車施設整備
◇駐車場整備事業=駐車施設
◇尾瀬博遊館周辺整備事業=親水公園整備
◇同事業=人道橋整備
◇大清水口拠点整備事業=大清水拠点整備
【戸倉地区振興につながる事業】
◇施設連絡散策道整備事業=おもいで橋~親水公園
◇同事業=県道~十二ノ森~並木
◇同事業=並木運動公園~コマクサ
◇並木グランド整備事業=管理事務所整備
◇同事業=運動施設整備
◇同事業=周辺整備
◇十二ノ森公園整備事業=公園整備

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