業界記事

建設工事落札率1は81件/積算ソフトなど原因/今年度から一部公表へ

2004-07-30

 国土交通省が、平成14年度に発注した建設工事契約1万6810件のうち、81件(0・48%)で落札金額と予定価格が同額(以下・落札率1)だったことが分かった。
 また、同省は落札業者からのヒアリングなどから、落札率1になった理由を▽積算基準が公表されていて、入札参加者はこれを参考に見積しているため▽予定価格に近い額を出せる積算ソフトが市販されいるため▽予定価格の設定で端数処理の結果、予定価格の最上位の桁からゼロが並ぶ前の桁までの桁数が小さくなる場合があることなどと分析した。
 これは、同省(外局含む)が平成14年度に発注した競争契約案件3万8459件(物品・役務など含む)のうち、落札率1となった案件の原因などを調査した結果によるもの。
 さらに、測量・建設コンサルタント業務契約では、1万4126件のうち、192件(1・3%)が落札率1だった。
 今後、同省は「国土交通省行政効率化推進計画」を踏まえ、今年度分から建設工事で2億円以上、建設コンサルタント業務などはWTO政府調達協定に定める7300万円以上の案件で、落札率を一覧表で公表する。他に、参考見積を聴取する場合は、原則複数者から聴取し、それをもとに予定価格を作る場合は、参考見積金額の比較、取引事例と比較を行う。再度入札の繰り返しは可能な限り避け、落札者がいない場合は、再度公告入札を行うことを原則とした。
 一方、国の全入札契約件数8万1924件に対して、落札率1だったのは5417件で、その割合は6・61%だった。その中で、同額割合が最大の文部科学省は、平成14年度の全入札1万263件に対し、2327件で約2割(22・67%)にも達していたことが判明している。

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