業界記事

初の意見交換会開催/柴崎所長・良い企業が良い仕事を

2004-07-27

 県前橋土木事務所(柴崎温所長)と群馬県建設業協会前橋支部(渡辺良彦支部長)は、より良い公共事業を推進するために官民合同の意見交換会を前橋市上細井町の県前橋合同庁舎で開いた。話し合いは柴崎所長が今年4月に同事務所に赴任してから初の試みで、参加した支部会員約70社に対して柴崎所長は、国道354号山口バイパス上部工や前橋赤堀線の渋滞対策など16年度の主要事業とその進捗状況を説明。「大切なのは良い企業が良い仕事をし、優れた公共施設を整備すること。官民の協力で無駄なく効率的に公共事業を進める必要がある」と話した。
 今回の意見交換会は、渡辺支部長からの申し入れを柴崎所長が快諾して15日に実現した。会場には、行政側より柴崎所長を始め飯塚敬副所長、総務・工務など各グループリーダーら16人が、支部からは建設会社の代表者らが出席。司会は同支部の三原豊章土木委員長が担当した。
 開会に先立ち柴崎所長は、日頃の公共事業や緊急時における道路河川の安全管理に対して謝意を表し、県の組織改正で県土整備局が広域農道や広域林道、さらに農業集落排水事業等を16年度から所管するようになったことのほか、来年度は地域機関の組織改革が行われる予定と報告。続けて、県土整備局の方針に従い「当事務所の16年度予算41億円は、整備効果の高い箇所へ重点投資し、ストックの改善・有効利用やコスト縮減等に努めて効率的に事業を進めます」と話し、今後にホームページの開設や公共事業等をPRして、県民への説明責任を果たす考えを示した。
 また、前橋支部の上部団体である群馬県建設業協会の小島秀薫会長のインタビュー(弊紙5月28日付け)にあるように「『良い企業が良い仕事をし、適正価格で優れた公共施設を整備する』という趣旨の意見に共感を覚える」とし「行政と業界は正しい意味でのパートナー。協力し合い効率的に公共事業を進めなければならない」と、管内の土木行政と建設産業の発展になるような有意義な意見交換を期待して、あいさつとした。
 続いて、渡辺支部長より5月の総会で支部が新体制になったことを報告。「今回の会合を契機に会員各社は技術の研鑽に励み、今後の工事に役立てたい」と話した。
 意見交換では、飯塚副所長が16年度の管内の主要事業について説明。事務所職員が目標に向かって励むべきとし、<1>都市計画道路昭和大橋大胡線の早期完成<2>一級河川滝川の改修<3>都市計画道路前橋長瀞線の整備促進<4>上武国道の延伸に伴う前橋赤堀線の渋滞対策<5>コストの縮減<6>ねんりんピックへの支援の--など『前橋土木事務所版マニュフェスト』とも言える6つの目標を立案した。
 特に<4>の前橋赤堀線の渋滞対策では、上武道路が国道50号から北に延伸し、供用した時の予測を解説。「上武道路は16年度末には前橋赤堀線まで、19年度には前橋大間々桐生線まで達する予定。また、上武道路の先線(国道17号以西)にあたる前橋渋川線バイパスは、21年度を目標に暫定供用を開始する予定。上武道路の未整備区間(国道17号から前橋大間々桐生線間)の代替路線として前橋赤堀線の利用が見込まれる」と述べた。
 予測によると、前橋市上泉交差点では信号4・5回待ちに、青柳交差点の混雑度は現在の1・25から1・75になり、ほとんど車が動かなくなるという。また、19年度に上武道路が前橋大間々桐生線に達すると、前橋方面の混雑度は1・70近くになるとしている。この渋滞対策について同事務所では、16年度いっぱいをかけて検討するとした。
 このほかの主要事業として、国道353号山口バイパスの上部工(延長160mをJVによる公募型指名競争入札で9月頃に発注。2か年で施工)◇宮城前橋線(宮城村のフラワーパークまで1期工区の事業推進)◇玉村渋川自転車道線(9月25日のイベントによるPRのほか、中央大橋上流の用地買収で早期着工を目指す)◇牛池川の護岸工事◇荒砥川流路工事--などを挙げた。
 なお、12月5日に控えた前橋市と大胡町・宮城村・粕川村の合併により、建築確認申請が前橋市と富士見村とに分かれることを伝え、申請手続きの協力を求めた。
 事業報告の後、支部から主要事業について質問を受け付けたが、初会合ということもあってか特に質問はなく、同事務所からの報告が大半となった。
 最後に、飯塚副所長はこれからの公共事業について「そろそろ50年が経過したコンクリート構造物等の劣化が見られるだろう。今後は新たに造るのではなく、構造物をどのように維持していくかが今後の仕事なのかもしれない」と述べ、柴崎所長は「これからも業界からの意見を聞いて、土木行政の発展に寄与したい」と話した。
 同事務所が前橋支部に伝えた主な事業概要は次の通り。
◇一級河川滝川の改修=16年度はJRへの工事委託、護床工事などを実施。17年度の完成が目標
◇都市計画道路前橋長瀞線整備=国道17号交差点との渋滞解消。延長430m、幅員27~29m(国道17号前橋市表町1丁目~県道石倉前橋停車場線との交差点)。総事業費27億円。地元説明会は6月に完了、早ければ10月頃から用地買収。早期の着工目指す<4>上武国道の延伸に伴う前橋赤堀線の渋滞対策=津久田前橋線の青柳交差点の早期完成など。

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