業界記事

21世紀は『水の世紀』平成16年版の日本の水資源まとめる

2004-07-26

 国土交通省は平成16年版「日本の水資源」をまとめた。21世紀は「水の世紀」といわれ、地球規模での水の問題について関心が高まっている。海外に食料や工業製品の多くを依存する日本にとって、世界の水問題は避けて通れない重要課題となっている。水問題には、偏在する降水量の問題、飲料水、衛生、生産性の向上、水質汚濁、洪水災害、地球温暖化、水資源管理などさまざまな分野がある。同書では、各問題について、豊富なデータを利用しながら、現状と今後の目標を提示している。
 「日本の水資源」の概要は次のとおり。
 [第1編 水資源に関する日本の課題、世界の課題]
 現在、世界では「水が多すぎる問題」と「水が少なすぎる問題」の2つの問題がある。陸域の年降水量の世界平均は900mm程度であるが、1000mmを超えるのは赤道を中心に、中央アフリカ、南アジア、東南アジアから日本にかけての地域、南アメリカのブラジルとその周辺、北アメリカの大西洋岸などに限られている。また、世界の水道水を安全性から見ると、「そのまま飲める水」と「そのまま飲めない水」に分かれる。日本は世界でも数少ない「そのまま飲める水」の国に属している。2000年の時点で、安全な飲み水を利用できる人は、世界の全人口約60・5億人のうちの82%程度である。同書では「2015年の時点で、全人口71・5億人のうち91%を安全な飲み水にアクセスできるようにしなければならない」としている。日本の水分野での国際協力は、1999年~2001年のODA実績で飲料水・衛生分野で世界第1位の援助国となっている。
 [第2編 平成15年度の日本の水資源の状況]
 平成13年の日本の水使用量は取水量ベースで年間約859億立方m。内訳は生活用水年間約163億立方m、工業用水年間約129億立方m、農業用水年間約568億立方m。
 ダムなどの水資源開発施設による都市用水の開発水量は平成16年3月末で年間約167億立方m、水道用水が年間約106億立方m、工業用水が年間約61億立方m。下水処理水は年間約130億立方mが発生。約1・9億立方mの水量が処理場外で再利用(平成13年度)。
 河川の水質環境基準の達成率は約85%、湖沼の水質環境基準の達成率は約44%(平成14年度)。平成14年度に年間2cm以上沈下した地域は全国で8地域461平方km。
 雑用水利用は全国で約2790ヵ所、1日あたり約42万立方m。全国の生活用水使用量の約1%に相当(平成14年度)。関東臨海地域及び北九州地域で全国の約60%。
 第3回世界水フォーラム閣僚級国際会議の成果である「水行動集」について、平成15年11月からフォローアップ状況を閲覧できるウェブサイトネットワークの供用を開始。

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