業界記事

戦略的調査も逐次/駅周辺ネットワークを強化/都市局

2004-07-05

 さいたま市都市局は、総合都市交通体系マスタープラン(さいたまSMARTプラン)基本計画の素案をまとめた。公共交通の利便性確保、地区の特性に応じた道づくり、道路整備と需要管理などを将来の都市構造からの観点から市内全体をとらえ、交通政策への取り組みや基本的な方針を示している。基本計画は10月ごろにまとめられる。基本計画の考え方を通じて、戦略的に対応するための部門別計画のうち、「将来道路網検討調査」「地区交通計画策定」両業務に着手したほか、関連する交通バリアフリー基本構想も本格化。また、環境経済局では、交通環境プランの策定作業が進められている。
 14年度から作業を進めている総合都市交通体系マスタープラン策定事業は、将来の交通状況と問題点を予測したうえで、4つのテーマを設定。
 基本方針となるのは、都心部の渋滞解消を目指し、さいたま新都心地区を含む大宮駅周辺、浦和、武蔵浦和、浦和美園各駅周辺での道路ネットワーク強化、広域幹線道路との連絡などを位置付け。必要に応じて新設道路のルートや、既存道路の拡幅などを検討していく。
 また、自転車、歩行者の安全性を確保した道づくりから、専用道路に設置、さらには渋滞による遅延を抑えるバス専用レーンの整備なども謳っている。
 地域間の移動、特に都市間の連携強化が進んでいないため、関連する路線の整備が優先事業として位置付けている一方、通勤時間や経路の変更、パークアンドライド、都心の外周部に駐車場を配置し、そこから先は徒歩や公共交通でアクセスするフリンジパーキングなど、ソフト面からの思索により、人や車の移動ルートを分散、規制をかけて、渋滞解消対策とする交通需要マネジメント(TDM)も合わせて検討する。
 これらのに基本方針を基に、部門別計画として、3つの調査に着手する。
 このほど、国土開発研究センター(港区、電話03-4519-5003)に委託した「将来道路網検討調査」は、市内全域での全線を見直す。旧3市で整備された道路幅員の不整合や、各地域における道路ネットワークなどを検討し、新設が必要なルート、既存道路の拡幅などを検証するとともに、整備優先度を選定する。
 今年度は現況把握、課題整理と見直し方策をまでをまとめる。調査が終了するのは数年先になる見通し。
 また、「地区交通計画策定調査」は、日本技術開発(さいたま市、電話048-851-0022)が担当。中心部となる市内各駅のうち、1日の乗降客が45万人を超える大宮駅周辺地区の交通体系をまとめる。
 調査では、地域内の道路渋滞の解消策として、道路拡幅や新設、歩行者の安全確保、国道16号、17号バイパス、産業道路などとの円滑なネットワークづくりとともに、TDM調査も実施する。
 また、TDMの具体的な施策を講じる交通需要管理検討調査は、17年度以降に実施する。

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