業界記事

国交省幹部人事/事務次官に岩村氏/峰久局長が官房長に

2004-06-23

 国交省は23日、同省の局長人事を内示した。29日の閣議了解を得て、組織改正と同時に7月1日付けで発令される。風岡典之次官(旧建設・44年)の勇退に伴い、トップの事務次官に岩村敬・国交審議官(旧運輸・44年)、技監に佐藤信秋・道路局長(47年)の昇格が内定した。
 岩村国交審議官の後任には安富正文官房長(旧運輸・45年)、後任の官房長には峰久幸義・自動車交通局長(旧建設・47年)が決まった。総合政策局長には丸山博鉄道局長(旧運輸・47年)が内定した。
 次官級の国交審議官人事では、三沢真国交審議官(旧建設・45年)は留任。尾見博武(旧建設・47年)内閣府政策統括官(防災担当)は国土計画局長に就き、尾見政策統括官の後任に柴田高博(旧建設・48年)総括審議官が内定したもよう。
 一方、技官人事では、佐藤局長の技監昇格に伴い、道路局長には谷口博昭・近畿局長(旧建設・47年)が、近畿局長の後任には藤本貴也・技術調査官(47年)が昇格した。清治真人河川局長(47年)、渡辺和足・関東整備局長(47年)、門松武・技術審議官(48年)は留任の模様。
 事務官と技官が交互に交代する住宅局長は、松野仁・住宅局長(技官・46年)の勇退に伴い、山本繁太郎・政策統括官(旧建設・47年)が横滑りした。昨年交流人事ポストとなった土地・水資源局長には小神正志・住宅担当審議官(旧建設・48年)が昇格する。
 旧運輸系では、海上保安庁長官に石川裕己航空局長(旧運輸・46年)、後任の航空局長に岩崎貞二・管制保安部長(旧運輸・49年)が内定した。丸山博鉄道局長の後任には梅田春実総括審議官(旧運輸・48年)が昇格する。新設の総合観光政策審議官には鷲頭誠海事局長(旧運輸・47年)が、後任の海事局長に矢部哲・政策統括官(旧運輸・48年)が内定したもよう。
●峰久官房長次官に前進
【解説】国交省幹部人事は、トップの次官が毎年、旧建設事務官-旧運輸事務官-旧建設技官のタスキ掛け人事に加え、ラインも次官が旧運輸系なら、官房長が旧建設系、総合政策局長が旧運輸系という交互の黄金律に沿って人選を進められてきたが、今夏の最大の焦点は官房長(旧建設)と総合政策局長(旧運輸)人事だった。旧建設事務官-旧運輸事務官-旧建設技官のタスキ掛け人事が今後も有効ならば、2年後の事務次官ポスト(旧建設・47年)の布石になるため旧建設系、旧運輸系ともに入省47年組が注目の的であったためだ。
 47年組にこだわるのは、技監に内定した佐藤道路局長が来年(2005年)の事務次官への昇格コースにいるため、その次(2006年)の次官候補は入省47年組もしくはそれ以降の入省組となるためである。
 一般に、事務次官に昇格するには、事務官は総合政策局長もしくは官房長、国土交通審議官を経験しないことにはトップになれない。また、技官なら河川もしくは道路局長を経て技監を就任しないことにはトップの座に就けない。
 このため、入省47年組が事務次官になるには、官房長(2004年)、国交審議官(2005年)、事務次官(2006年)のコースを歩まなくてはならなくなる。このため、入省年次を飛び越える逆転人事がない限り、入省45年、46年組は他省庁への出向を除き、今期もしくは来期で国交省を勇退となる公算が大きかった。
 47年組の最右翼と目されていたのは、旧建設系では峰久幸義・自動車交通局長と竹歳誠・都市地域整備局長である。峰久局長は裏官房長となる総括審議官を経て、人事交流として旧運輸ポストの自動車交通局長に就任しているため、峰久局長の方が、官房長候補としてリードしていた。旧運輸系では、丸山博鉄道局長が有力候補に挙がっていた。
 今夏の人事によって、峰久幸義官房長(2006年)と丸山博総合政策局長(2007年)は次期事務次官候補に大きく前進したと見られる。
 ただし、来年は峰久幸義官房長と竹歳誠都市地域整備局長が国交審議官の最有力候補になりそうだ。

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