業界記事

県初の性能規定発注/保水性舗装も試行/新技術、品質向上に期待

2004-06-03

 越谷県土整備事務所は、「谷塚停車場線舗装指定修繕工事」を県初となる保水性舗装工事とし、性能規定発注で試行することを2日までに明らかにした。保水性舗装工事のため舗装表面の温度上昇を抑制する技術を競う入札となり、材料、施工方法、仕様では、入札参加者の技術力・提案を受け付ける。場所は、草加市瀬崎町で谷塚駅東口の122mが対象。入札指名業者は11者を2日に指名、入札日は10日。
 県初の保水性舗装工事で性能を規定した発注工事は、路面低減温度、保水量など必要とされる性能だけを規定し、材料、施工方法などは受注者の提案を受ける方式。技術力、工夫を生かしやすいことから新技術の開発による品質・性能の向上が期待される。
 完成時の性能規定は、路面低減温度が9℃以上、24時間水浸後の保水量3kg/立方m以上、回転式すべり抵抗値は0・45以上(時速60km)、路面浸透水量500ml/15秒以上とする。
 担当する越谷県土整備事務所は1日の指名委員会で、施工能力と実績のある▽大林道路▽大成ロテック▽NIPPOコーポレーション▽常磐工業▽前田道路▽日本道路▽ガイアートTK▽鹿島道路▽世紀東急工業▽東京舗装工業▽三井住建道路――の11者を2日に指名通知した。指名を受けた各業者は自らの技術提案に基づいた積算を行い、入札書に反映させる。入札日は10日とし、最低札の提示者を落札とする。
 県道谷塚停車場線は、東武伊勢崎線谷塚駅前から県道足立越谷線(旧国道4号)に向う路線。交通量は日量6131台、車道幅員は9・5m、車線数は片側1車線の2車線。工事延長は122m、基層(再生粗粒度)および表層(保水性舗装)を施工する。当地は、マンション、商店が並び、通勤・通学者や買い物客、駅利用者が多い場所になっている。
 工期は契約確定日から9月30日に設定。
 同発注方式を採用した背景は、都市整備において道路舗装やコンクリート建築物の蓄熱、冷暖房の排気熱などにより都市部の気温が高くなるヒートアイランド現象が発生し、環境問題になっていることからこの対策が急務になっている。
 道路では日差しの強い時においては60℃までに路面温度が上昇し、その対策として保水機能を持たせ保水された水分の気化熱により舗装表面の温度上昇を抑制する工法が注目されつつあることから実施する。
 同性能規定発注は、すでに東京都、大阪府、横浜市などで試行している。
 設計金額は、1309万7700円。

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