業界記事

筑西幹線道路等盛る/新市建設計画公表/来年3月の合併へ

2004-06-02

 下館市、関城町、明野町、協和町の合併協定調印式が先月の27日、下館市内の三の丸ホテルダイヤモンドホールで行われた。計画では、来年3月28日に合併して新しい「筑西市」が誕生する。新市は、人口が約11万6000人、面積約205平方km、歳出決算約392億円の規模となる。「新市建設計画」(平成16年度~平成26年度)によると、計画期間10年間の普通建設事業費には総額325億6800万円を投入する。その中で市の事業としては、生活道路の整備や上下水道整備、国・県事業として、国道・県道の整備や鬼怒小貝流域や小貝川東部流域での下水道事業などを推進していく方針だ。
 合併協定書によると、合併方式は新設合併で、合併期日は17年3月28日。新市の名称は「筑西市」。新市の事務所は現在の下館市役所とする。現在、4市町の所有する財産及び債務は新市に引き継ぐ。現在の議員は、19年3月27日までの2年間は引き続き新市の議会議員として在任する。なお、新市の議員定数は34人とする。
 各種事務事業の取扱いの中で、建設関連事業では、都市計画マスタープラン・中心市街地活性化基本計画・市街地整備基本計画・景観形成基本計画等は、新市において新たに策定する。
 市道・町道については、現行の通り新市に引き継ぎ、道路認定基準については、合併時までに調整する。また、上下水道事業については、現行の通り、新市に引き継ぎ、合併後に再編する。
 調印式では、合併経過の報告、協定書の説明と続き、関係者が合併協定書に署名。その後、4市町の代表と橋本昌県知事が固い握手を交わした。
 調印後のあいさつで、下館市の冨山省三市長は合併に向けて尽力した関係者らへの感謝を表すとともに「新市は、歴史、文化、経済などの発展に非常に期待できる。将来的には、北関東地方の核となって、魅力ある都市圏の創造を期待したい」とまちづくりに向けての意欲を示した。
 来賓祝辞で、橋本県知事は「新市は、交通網に関しても筑西幹線道路の整備など非常に恵まれた都市となる。歴史的ある4市町がひとつになることで、更に魅力あるまちづくりを目指していただきたい」と決意を表明した。
 続いて、関城町の斉藤町長のメッセージが読み上げられ、明野町の古宇田和夫町長、協和町の大木均町長も今後の新市誕生への意欲を示した。
 今後のスケジュールとしては、4市町それぞれの6月定例議会に合併議案を提示し、議決を得る見通し。その後、県および国の調整を経て、来年3月28日の合併を目指す。
 なお、合併に向けたこれまでの経過については、平成11年度に真壁郡5町村で市町村合併ケーススタディ事業(県事業)を実施した。その後、15年2月には、任意協議会設置に合意。15年3月に第1回の任意協議会を開催、6月に法定合併協議会を設立して協議を進め、このほど協定書調印となった。
 合併に伴う国・県の財政支援として、国からは合併特例債の起債可能額451億円、合併市町村補助金約6億円が、県からは合併特例交付金10億円、市町村村づくり支援事業費10億円が見込まれる。
 筑西市建設計画(平成16年度~26年度)の主要事業は次の通り。
【道路網】
◆都市計画道路の整備=一本松・茂田線(筑西幹線道路)、中島・富士見町線など。
◆つくば市との連携軸道路の整備(倉持バイパス)
◆生活道路の整備(新設改良、維持補修)
【市街地整備】
◆シビックコア地区整備事業
◆下館駅南北一体化等周辺整備
◆土地区画整理事業(八丁台地区、東館地区、海老ケ島東部地区など)
◆都市計画路の整備
【交通対策】
◆バスターミナル整備
◆真岡鉄道近代化設備整備事業
【公共下水道】
◆汚水幹線の整備
◆面整備の推進
【上水道】
◆老朽管の布設替え
◆機械設備等の更新
【消防・防災】
【防災行政無線整備】
◆交通安全施設の整備
【住環境】
◆市営住宅建設事業
●国・県事業
【道路網】
◆国道50号下館バイパス整備
◆国道50号協和道路の計画検討
◆国道294号4車線化
◆主要地方道下館三和線関城バイパス整備など(筑西幹線道路)
◆主要地方道下館つくば線明野バイパス整備
◆主要地方道下館つくば線歩道整備
◆一般県道高田下館線バイパス整備
◆一般県道東山田岩瀬線バイパス整備
◆一般県道赤浜大島線歩道整備
◆一般県道舟玉川島停車場線整備
◆都市計画道路稲荷町線整備
【公共下水道】
◆鬼怒小貝流域下水道事業
◆小貝川東部流域下水道事業
【農業】
◆経営体育成基盤整備事業(黒子地区、大宝沼地区、松原地区、長讃地区)
◆県営ほ場整備事業担い手育成型(大川南地区、谷永島地区)
◆土地改良総合整備事業(下館中地区、布川地区)
◆畑地帯総合整備事業(関本地区)
◆農免農道整備事業(河間西部地区)
◆ふるさと農道整備事業(下館西部・下館北部)
◆霞ケ浦用水農業水利事業
●下館市、関城町、明野町、協和町合併協定書の概要は次の通り。
◆合併方式…下館市、真壁郡関城町、同郡明野町及び同郡協和町を廃し、その区域をもって新しい市を設置する新設合併とする。
◆合併期日…平成17年3月28日。
◆新市の名称…筑西市
◆新市の事務所…現在の下館市役所とする。
◆財産の取扱い…4市町の所有する財産及び債務は新市に引き継ぐものとする。
◆議員の定数及び任期の取扱い…4市町の議会の議員は、19年3月27日までの2年間引き続き新市の議会の議員として在任する。なお、新市の議会の議員定数は34人とする。
◆一般職の身分…すべて新市の職員として引き継ぐ。職員数は定員管理の適正化に努める。
◆事務組織及び機構の取扱い…現下館市役所を本庁舎とし、指揮命令系統を明確化し、かつ、簡素で効率的な組織・機構とするため、できる限り行政機能を集約するものとする。また、現関城町役場、現明野町役場及び現協和町役場については、住民サービスの低下を招かないために、支所機能を有する組織、機構とする。現下館市川島支所については、出張所とする。
◆町名・字名の取扱い…新市の町、字の区域は従前の通りとし、「大字」を削除した名称に変更する。
◆各種事務事業の取扱い
 ・電算システム事業…合併時にシステムを統一し、住民サービスの低下を招かないように調整する。ただし、単独処理業務システムについては、統合の必要性・統合時期を考慮し調整する。
 ・建設関係事業
 <1>都市計画マスタープラン・中心市街地活性化基本計画・市街地整備基本計画・景観形成基本計画等は、新市において新たに策定する。なお、新市の計画が策定されるまでの間は、現計画を新市に引き継ぐ運用する。
 <2>公営住宅の建設計画・維持管理等については、現行のとおり新市に引き継ぎ、新市において現在の計画を調整する。
 <3>市道・町道については、現行のとおり新市に引き継ぎ、道路認定基準については合併時までに調整する。
◆上水道事業…上水道事業計画は、現行のとおり新市に引き継ぎ、合併後に再編する。
◆下水道事業
 ・公共下水道事業計画については、現行のとおり新市に引き継ぎ、合併後に現在の計画を再編する。
 ・農業集落排水事業は、現行のとおり新市に引き継ぐものとする。

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