業界記事

ISO取得加算点は継/17・18年度も最大50点/「企業努力無視できず」

2004-04-20

 ISO試行案件を終了し「取得業者と施工能力は関連無し」との国土交通省方針を受け、17・18年度の入札参加資格のあり方を県内業者は危惧していたが、県担当者によると、「現行通り主観点に反映させる」と県のISOに対する一定の考えを示した。試行工事の品質を評価し、環境と品質への意識を高めること、これまでの業者の努力は無視できないことなどを理由挙げている。
 国土交通省はISO9001の認証取得を入札参加条件とし試行工事を3年間で308件実施した。試行方法は請負者の検査記録の確認と品質記録の把握に置き換えることにより、監督業務を軽減し効率化を図った。試行結果を分析して「品質確保には効果的だった」との見解と同時に、それが「公共工事の施工能力と判断はされない」との趣旨に結論付けている。
 同省のISO9001試行工事に対しての今回の方針は、その直後から本紙に対して「そりゃないよ」「さんざん推奨しておいて」などなど非難が圧倒的であった。現に県建設業協会の幹部も「うちの会員は困っている」「一体何だったのか」とコメントしているほどだ。
 最も心配していたことは、17・18年度の入札参加資格登録において少しでも順位を上げようとISOの認証取得を取るべく努力し投資している企業らだ。
 そんな中、突然の方針転換で困惑しているのは県とて同じ。技術系、所謂発注部局の意見を集約する担当課によれば「今は技術評価点への付与は継続する」とISO認証取得者への最大で50点の加算は変更する意思はないとのこと。
 その理由としては、「ISOを推奨し業者の努力は無にできない」「それなりの施工能力への評価はしている」などを挙げた。経営事項審査など業者の格付けを担当している担当課でも「方針を変えるつもりはない」とのこと。
 本県では、主に河川工事でISO認証取得を入札参加条件にした試行工事を行っている。担当課によれば「ISOを認証取得しているからこの工事をできた」などと言った決定的な根拠は見当たらないとしているが、河川に限っての試行対象工事の出来栄え、品質はそれなりに期待したとおりの結果だったことから施工能力は国土交通省とは多少異なり「評価している」ようす。
 また、今後も大規模な構造物を中心にISO試行工事は継続したいとしている。

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