業界記事

建物は2棟に集約/修正設計を委託、今年度着工目指す

2004-04-03

 県立がんセンター新病院建設グループは、2月補正予算成立を受け新病院建設計画の見直しに伴う修正設計を日本設計(東京都新宿区西新宿2-1-1電話03-3348-0315)へ委託した。この見直しは、昨年9月に一般競争入札(WTO対応)で執行した本体工事の応札額が、いずれも予定価格を上回り不調となったことを受け、これまでの計画を一部修正してコストダウンを図るもの。大きな変更点は、病院棟の低層部分に外来棟を含めることとし、これによって当初予定していた病院棟、外来棟、診療棟の3棟から2棟に集約される。注目される本体工の発注時期は16年度内の着工を目指していることから年内中には公告となり、建築工事は前回と同様のWTO対応の一般競争入札が有力。事業費は、当初予算に13億398万円を計上したほか、18年度までの債務負担として104億3184万円を設定、総額は117億3582万2000円を見込む。
 昨年9月に行われた一般競争入札(WTO対応)が不調に終わり、今後の対応として設計変更を行い15年度内の発注も視野に入れられていたが、結果的に16年度に繰り越された。
 再検討の結果、これまで1期工事と2期工事に分けて進める予定でいた工事を県立がんセンター新病院の建築工事(1期)を合築することに変更。2月県議会の一般質問で、がんセンター新病院建設が取り上げられ、谷口病院管理者は「当初計画した三角形の病院棟を長方形へ見直し、外来棟を病院棟の低層部分に含み入れて合築することに変更し、16年度中に着工したい。2期に分ける予定の工事を同時に進めることで工期を約2年間短縮できる」との説明を行っている。この変更によって、建物棟、コスト縮減を図るため当初の3棟から2棟に集約、供用部分を統一することで延べ床面積は、当初計画面積に比べて減少する(当初計画の施設規模はSRC造一部RC造地上10階建て、延べ床面積2万9186・948㎡)。
 さらに、建設事業費を抑制するために病院棟をこれまでの3角形から長方形への見直しを行う。
 これらの変更に伴い、2月議会で15年度当初予算に計上していた工事費(6億6583万円)を全額減少するとともに、変更設計費として1億500万円を追加。修正設計の工期は来年2月頃までとなるが、その前に公告を行い、17年3月までの着工を目指している。
 建築工事の入札方法は、不調になった15年度と同様にWTO対応(22億2000万円以上)の一般競争入札が有力。その時の入札参加形態は、代表者1者と構成員3者の組み合わせとする4者JVで、主な参加条件としては、代表者は過去10年間にRC造又はSRC造で、延べ床面積1万㎡以上かつ免震構造の新築工事経験があることを課し、総合評点は代表者が1250点以上、構成員は870点以上。
 また、契約締結後に施工方法の提案を受け付けるVE方式の試行対象にもなった。
 県立がんセンターは太田市高林西町に設置、築30年以上が経過し老朽化が進んでいるほか、がん医療を取り巻く環境も変化しているなかで、新時代に対応した高度専門医療を提供するため全面改築するもの。整備にあたっての基本理念は、<1>診療機能の充実<2>診療機能の継続<3>癒しの空間の確保<4>東毛地区の気候、風土との調和-の4項目を掲げ、「思いやる心でつなぐがんセンター」としており、このコンセプト自体に変更はない。

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