業界記事

需要確保で可能性/木質系バイオマスペレット工場建設

2004-03-30

 大滝村は、14年度に実施した新エネルギービジョンに引き続き15年度、重点テーマとして、木質バイオマスの活用に的を絞り、「森林資源を中心としたエネルギー利用サイクルの構築」実現性について検討、報告書をまとめた。可能性は、<1>間伐作業までを別途予算で実行<2>ペレット燃料需要確保--の2条件が整えば、間伐材を利用したペレット燃料製造の事業が可能となることが確認された。
 重点テーマの検討では、間伐材、枝葉からの精油(フィトンチッド)採取方法の試験、精油採取後のおが粉からペレット製造実験、事業としての可能性調査、事業成立の可能性検討、秩父地域での間伐材、木くずの発生量とペレット需要量の推定を行い、地産地消型エネルギー利用サイクルの検討を進めた。
 具体的事業案検討では、有志が集まってのクラブ方式案、2段構えの既存設備活用からの立ち上げ案、新規立地案の3案が挙がったが、クラブ方式はペレット生産量が少ないため、実際の活動は困難。このため、今後中長期での事業計画では、既存設備活用型と新規立地双方を組み合わせた方向にまとまっている。
 中期に位置付ける、3~4年目途の事業化プロジェクトでは、行政、民間企業を事業主体に、村での温泉へのペレットボイラー導入を図る。ペレット製造では既存施設活用の第1段階を開始することで賄う。
 既存施設活用型の第1段階は、既存木くずなどからペレットを製造するもの。年間150t以上の生産(需要)が必要とされる。
 設備費用は、乾燥校庭は省略できるため、投入機、造粒機、冷却・袋詰め機、建屋などで3、700万円を見積もっている。
 長期的とされる5~6年では、本格的事業実施とし、民間、行政を主体に、秩父地域の公営温泉、病院でのペレットボイラーが導入できれば、年間500t以上の需要が見込める。この場合、既存施設利用の第2段階が可能。さらに民間温泉、福祉施設などでの導入が図れれば、新規立地での生産も可能となる。
 既存施設利用の第2段階は、生産量500tで、間伐材利用率50%。製造設備は、第1段階設備に、おが粉製造、乾燥工程も含むフル設備とし、追加設備や建屋増築を行う。費用見積もりは6、200万円。
 なお、新規立地案は生産規模を年間900tとし、間伐材からペレットを生産。需要が旺盛であれば採算、雇用の拡大など波及効果が大きい。設備費用の見積もりは、間伐材100%、50%同じで、大型粉砕機2、500万円、乾燥機3、000万円、造粒機3、000万円、冷却、袋詰め1、500万円、建屋・付帯設備3、000万円で1億3、000万円を見積もった。

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