業界記事

西丁延方線の促進/潮来市の開発・保全方式/都市計画区域マスタープラン案・その1

2004-03-02

 県は、潮来(潮来市)都市計画区域マスタープラン案(都市計画区域の整備、開発及び保全の方針)をまとめた。案は、都市計画の目標、区域区分の決定の有無、主要な都市計画の決定の方針-で構成。その中で、現在整備中またはおおむね10年以内に整備に着手することを予定する都市施設を挙げている。主なものでは<1>自動車専用道路として東関東自動車道水戸線(潮来IC以北)、主要幹線街路として西丁延方線(国道51号)など<2>土地区画整理事業として稲井川土地区画整理事業<3>都市計画公園として前川運動公園、地区公園(潮来市街地地域付近)-となっている。
 潮来都市計画区域マスタープラン案の概要は次のとおり。
●都市計画の目標
【都市計画区域の名称及び範囲】
◆名称…潮来都市計画区域
◆範囲…潮来市の全域
【都市づくりの基本理念】
 今後、本区域を含む鹿行地域では、東関東自動車道水戸線や鹿島港の整備、百里飛行場の民間共用化など広域交通体系の整備効果を生かして、鹿島地区において、商業・業務や文化、サービスなどの都市機能が充実した中核拠点都市地域の形成が求められ、また、行方地区において、生産や流通、研究開発などの機能を有する産業拠点の形成が求められている。
 このような状況を踏まえ、本区域は、次のとおり都市づくりを進める。
◆豊かな水辺や緑地を活用して、観光資源や交流拠点を整備するとともに、居住環境の向上を図り、自然と共生した都市を目指す。
◆鹿島臨海工業地帯に隣接していることや東京に近接していることなどの地理的優位性、東関東自動車道水戸線潮来インターチェンジや国道51号、355号の交差する結節点に位置している利点を活用して、生産や流通などの集積を図り、産業拠点づくりを目指す。
【地域ごとの市街地像】
◆潮来市街地地域
 本地域の中心部を流れ、水郷潮来のシンボルである前川を中心に、河岸跡や前川十二橋などの観光資源を生かした街並みづくりを進めるほか、潮来駅周辺の中心市街地や商店街の活性化を図るとともに、良好な生活環境の整備を進める。
◆牛堀市街地地域
 本地域は常陸利根川沿いに位置しており、水辺レクリエーション拠点を整備するとともに、水と共生した「水辺の街」づくりを進める。
◆延方市街地地域
 本地域は、延方駅を中心に市街地が形成されているが、宅地化をさらに促進し、緑地の確保など良好な居住環境づくりを進めるとともに、地域住民のための商業・業務機能の集積を図る。
◆日の出市街地地域
 本地域は、土地区画整理事業による整備が行われており、都市基盤施設の維持・向上に努め、宅地利用を促進する。
◆潮来工業団地地域
 本地域については、計画的な市街地整備によって都市基盤施設が一体的に整備されており、工場立地を促進し、産業拠点として生産機能の強化を図る。
【区域区分の決定の有無】
 本都市計画に区域区分を定める。
 本区域は、旧潮来町においては昭和48年に、旧牛堀町においては昭和50年に区域区分を定め、本区域における強い市街化圧力等を適切に制御し、計画的な土地利用を進めてきた。
 本区域は、今後とも人口及び産業は拡大する見通しであり、また、東関東自動車道水戸線の開通に伴う市街地の拡大の可能性があることなどから、本区域における都市計画の目標を実現するためには、引き続き区域区分を定めることにより市街化圧力を適切に制御し、計画的な市街地整備を図りながら市街地の集積を高めることが必要である。
 また、区域区分を定めることによって、本区域の市街地外における農地や緑地などを積極的に保全し、自然的環境と調和した潤いのある都市づくりを進めることが必要である。
●区域区分の決定の有無及び区域区分を定める際の方針
【区域区分の方針】
 本区域における人口、産業の見通しに基づき、かつ市街化の現況及び動向を勘案し、平成12年時点で市街化している区域及び当該区域に隣接しおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域を市街化区域とすることとし、市街化区域のおおむねの規模を次のとおり想定する。
 平成22年の市街化区域面積748ha
●主要な都市計画の決定の方針
【土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針】
◆主要用途の配置の方針
 <1>商業・業務地…潮来駅周辺や延方駅周辺、牛堀市街地地域の中心部、日の出市街地地域の中心部等に商業・業務地を配置する。
 潮来駅周辺は、商業・業務施設の他、あやめ園や旅館街などの観光施設等が集積し、旧来より本区域の中心的な商業・業務地を形成しているが、土地の高度利用や都市機能の更新等を進めることによって、商業・業務・観光機能等が一層集積した観光交流拠点の形成を図る。
 日の出市街地地域の中心部は、東関東自動車道水戸線の潮来インターチェンジに近接し、また、幹線道路に面した利便性を生かし、店舗や事務所など都市機能の集積を図る。
 牛堀市街地地域の中心部や延方駅周辺は、地域を対象とした商業・業務地の形成を図る。
 <2>工業地…計画的な整備を図る工業地として、潮来工業団地を配置する。同工業団地は、既に生産・研究開発関連の企業が立地していることから、今後とも良好な生産環境の維持・向上に努める。
 潮来市街地地域や牛堀市街地地域、延方市街地地域の国道51号沿道、日の出市街地地域内等に、既存の工場等による工業地を配置する。
 <3>住宅地…日の出市街地地域等の新市街地や、既成市街地で市街地開発事業等によって整備された住宅地は、今後も良好な居住環境の維持に努める。
 市街地開発事業等によって整備された地区以外の住宅地では、住宅や商業などの土地利用が混在している地区が多く見られるが、居住機能と商業機能等が良好に共存した活力のある地区として環境の改善に努める。
【都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針】
◆交通施設
 <1>交通体系の整備の方針…本区域における主な交通施設は、JR鹿島線の鉄道と、東関東自動車道水戸線や国道51号、355号、県道水戸神栖線などの広域幹線道路である。
 本区域は、モータリゼーションの進展などに伴い、交通量が年々と増加している状況にあって、本区域内外の都市拠点間を連絡する国道や県道の整備の遅れが懸念されているところである。
 今後、東関東自動車道水戸線の整備効果などによる都市化の進展に伴い、本区域の交通量は益々増加することが予想されることから、これらの交通量を円滑に処理し、日常生活や産業活動の利便性、安全性を高めることが必要である。
 そのため、本区域は、東関東自動車道水戸線や国道51号バイパスを中心に、都市間を結ぶ幹線道路や市街地の骨格を形成する道路網の整備・充実を図り、広域交通ネットワークの構築を図る。
 また、道路交通の混雑を緩和し都市環境の改善を図るため、JR鹿島線や市街地間を連携するバスなどの公共交通機関の積極的な利用を促すなど、交通需要マネージメント(TDM)を促進する。
 <2>主要な施設の配置の方針
 ・自動車専用道路…本区域は、東京と水戸を結ぶ東関東自動車道水戸線を配置する。
 ・主要幹線街路…自動車専用道路と連携し、本区域内外の都市拠点間を連絡する主要幹線街路として、国道51号、国道355号バイパス、県道水戸神栖線等を配置する。また、国道51号バイパスの配置を検討する。
 ・都市幹線街路…主要幹線街路を補完し、本区域内の市街地間を連絡する都市幹線街路として、国道355号、県道潮来佐原線、繁昌潮来線、矢幡潮来線、大賀延方線、大賀牛堀線、都市計画道路潮来駅江寺線等を配置する。
 ・その他…交通の結節点となる鉄道駅において、交通処理の円滑化を図るため、駅前広場の整備を促進するとともに、駅舎や駅周辺における交通施設等のバリアフリー化を図る。
 また、駅周辺や中心市街地、潮来インターチェンジ周辺において、自動車交通の増加に伴う駐車場需要に対応するため、駐車場の整備を図る。
 <3>主要な施設の整備目標
 現在整備中又はおおむね10年以内に整備に着手することを予定する主要な施設(都市計画施設)は、次のとおりとする。
 ※自動車専用道路…東関東自動車道水戸線(潮来IC以北)
 ※主要幹線街路…3・4・5西丁延方線(国道51号)、3・2・12永山・上戸線(国道51号)、3・3・13牛堀永山線(国道355号バイパス)
 ※都市幹線街路…3・3・3浪逆内洲線

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