業界記事

水戸市の中心市街地活性化策/その2

2004-01-30

 水戸市がこのほどまとめた中心市街地活性化策の詳細は次の通り。(2/2)
【電線類地中化の推進】
◆担当課=都市計画課
◆概要=安全で快適な歩行者空間の確保、都市景観の向上、都市災害の防止、情報通信ネットワークの信頼性の向上、地域活性化等を図るため、電線類の地中化を推進する。
◆進捗状況=国道50号沿いの中心市街地については、電線類地中化等の整備が進められ歩道等の公共空間の整備が概ね完了している。また、弘道館から芸術館に至る歴史・文化軸については、都市計画道路大町通り線の整備により、一部電線類の地中化を行う予定である。
◆今後の課題=泉町・大工町の再開発事業にあわせ電線類の地中化の推進を図る。
【歩行者空間の確保】
◆担当課=市街地整備課
◆概要=国道50号を軸に展開する商業施設や弘道館から芸術館に至る歴史・文化軸等を生かし、建築物や広告物等の街並みの景観誘導を図る。また、電線の地下埋設や、芸術館周辺のまちづくり等にあわせ、歩道や街路灯などの整備を行い、潤いのある歩行者空間の確保を図る。
◆進捗状況・現況=上市7号線等において、歩行者空間の確保や景観に配慮した道路整備を行った。文化軸等においては、道路景観計画策定後、整備に向けた関係者協議を行っている。また、幹線3号線等において、地元のまちづくり活動と並行し、歩行者空間の確保等道路整備に向けた関係権利者との協議を行っている。
◆今後の課題=建築協定等を活用し、壁面後退等による歩行者空間確保のため、関係権利者の合意形成を図る必要がある。また、地元のまちづくり活動と合わせた道路整備を行うことにより賑わいのある街並み形成を図るため、地元関係者のまちづくり意識の醸成を図る必要がある。
【環状道路の整備】
◆担当課=都市計画課
◆概要=都市計画道路中大野中河内線は、水戸市、ひたちなか市及び那珂町を結ぶ環状道路のうち、水戸市区間の約16kmを形成する路線であり、茨城県及び水戸市で施行区間を分担し、整備を進めている。
◆進捗状況・現況=県施行区間=全長8330m(供用区間3830m、整備中720m、未着手3780m)、市施行区間=全長7780m(供用区間456m、整備中1424m、未着手5900m)、全体事業=全長1万6110m(供用区間4286m、整備中2144m、未着手9680m)
◆今後の課題=県施行の那珂川橋梁との取り付け区間など、県の事業スケジュールと整合を図る必要があり、このための財源確保が課題である。既成市街地を通過するため、相当の事業期間を要する。
【特定公共賃貸住宅建設】
◆担当課=住宅課
◆概要=市の中心市街地における空洞化対策として住宅開発を推進し人口の呼び戻しを図る。
◆進捗状況・現況=土地価格等の低迷により、民間住宅の家賃も低下の傾向にある中、家賃が毎年3・5%づつ上昇していく制度であり、古くなるにつれ転居による空家となること、五軒町における建設計画地は用地費が高額になっていることなどから、事業採算や関係機関との関係により休止の状況となっている。
◆今後の課題=五軒町における特定公共賃貸住宅建設計画は用地の買い戻し額が高額となっており、事業採算がとれない状況であり、事業推進の状況も整っていないため休止状況となっている。、同制度による住宅は、家賃等のことにより応募状況が悪い現状であり、空家が出やすい状況となっている。用地取得による事業採算や、部屋の充足率が課題となる。
【水戸市中心市街地活性化基本計画】
◆担当課=商工課
◆概要=平成8年度に中心市街地活性化計画を策定し、さらに平成10年度に法に基づいて既定計画を改定、中心市街地活性化基本計画を策定。中心市街地の都市機能の向上、都市環境の改善等に資する国及び県の支援策を活用しながら、基本計画に基づき、市街地の整備改善に関する事業及び商業等の活性化に関する事業の展開を図る。
◆進捗状況・現況=市街地の整備改善関係事業の推進を行うとともに、商業活性化の面では、11、12年度は商店街活性化事業、TMO設立のためのコンセンサス形成事業などを行い、平成13年度には水戸商工会議所TMOの認定を行い、連携して駅前地区から大工町地区までの21商店会の振興を図るため、ソフト面を中心に支援を進めてきたが、商店街の景観整備などについてはほぼ完了し、販売促進やイベントなどのソフト事業を継続的に支援している。
◆今後の課題=消費者意識の変化、消費パターンの多様化、市郊外部や周辺市町村への大型店の立地、公共機関の郊外移転など、中心商店街を取り巻く環境が厳しいなか、引き続き水戸商工会議所TMOや水戸市商店会連合会と連携し、中心商店街活性化のための各種事業を進めるとともに、地域との連携も重視し、創業支援や空き店舗対策などを推進する。
【水戸商工会議所TMO】
◆担当課=商工課
◆概要=中心商店街の活性化を推進するため、商店街組織強化、イベント、空き店舗対策、個店経営診断など多様な事業展開を進め、TMO構想に基づいた商業の活性化を図る。
◆進捗状況・現況=これまで、21商店会長会議、顧客満足度調査、オープンカフェ等の事業を実施し、中心市街地4地区(駅前地区、南町地区、泉町地区、大工町地区)における総合的な商店会などの組織強化やイベント事業による活性化を図っている。
◆今後の課題=水戸商工会議所TMOは、企画調整型TMOとして、設立以来多くの事業を実施してきたが、21商店街もあることから、コンセンサス形成に時間がかかることもあり、全商店会に対して特色のある事業展開が難しい面がある。このため、活性化のモデルとなるような商店街での特色ある事業展開を図り、それらを他の商店街へ波及させていくことも必要である。
【中心商店街活性化事業】
◆担当課=商工課
◆概要=中心商店街の振興を図るため、商店街が行う景観整備事業(店舗改装、ファニチャー、モニュメント等)やイベントなどの販売促進事業について支援を行い、賑わいと潤いのある歩行者空間を目指し、魅力ある商店街づくりを進める。
◆進捗状況・現況=これまで水戸商工会議所TMOや水戸市商店会連合会と連携し、駅前地区から大工町地区までの21商店街の振興を図るため、商店街が実施する各種事業に支援を行ってきたが、商店街の景観整備などについてはほぼ完了し、販売促進やイベントなどのソフト事業を継続的に支援している。
◆今後の課題=消費者意識の変化、消費パターンの多様化、市郊外部や周辺市町村への大型店の立地、公共機関の郊外移転など、中心商店街を取り巻く環境が厳しいなか、引き続き水戸商工会議所TMOや水戸市商店会連合会と連携し、中心商店街活性化のための各種事業を進めるとともに、地域との連携も重視し、創業支援や空き店舗対策などを推進する。
【下市地区商店街活性化事業】
◆担当課=商工課
◆概要=下市地区の特性を活かした商店街振興を図るため、商店街の店舗改装や景観整備、空き店舗活用などを支援するとともに、生活用品中心の商店街として、地域に密着した商店街づくりを促進する。
◆進捗状況・現況=本町1・2丁目については、古くから続く毎月1回の特売セールを行っているが、これらに加え、個店の魅力を高めるために集団的店舗改装の実施や販売促進事業を進めている。また、本町3丁目については、モニュメントや街路灯などの整備を行ったほか、空き店舗の活用による事業も実施している。
◆今後の課題=本町1・2丁目のハミングロードに設置されていたパーキングチケットが撤去され、平成15年4月より朝10時から夕方7時までの一定時間路上駐車が可能になったが、今後とも、下市地区全体の集客力を高めるため、水戸市商店会連合会などと連携し地域の特性を活かした販売促進やイベントなどの支援を継続する必要がある。
【観光客の回遊性の確保】
◆担当課=観光課
◆概要=歴史的遺産を有機的に結ぶ歴史ロードの整備や目的別観光ルートの設定、さらには近隣観光地と連携した広域観光ルートの確立を図るなど、観光客の回遊性の確保に努める。
◆進捗状況・現況=観光パンフレット等では、徒歩(2コース)、バス(5コース)、車(5コース)の手段別観光ルートを設定し紹介している。また、毎年、春・秋の2回、市内に存在する歴史的遺産や文化施設と、偕楽園や千波公園などの観光スポットとの回遊性や連携を図ったウォークを実施するなど、中心市街地への誘導策に努めている。近年では、各種まつりの開催時に合わせて実施するJRとの連携した「駅からハイキング」の事業にも積極的に取り組んで、回遊性の確保に努めている。広域観光については、「水戸・笠間・大洗観光協議会」が毎年、観光キャラバン隊を編成し、笠間市・大洗町とともに首都圏・東北及び北陸方面へ催事等のPR活動を展開している。また、笠間市・大洗町のまつり等のイベント開催時は、協議会として積極的に参加するなど農業団体など各種団体を含め交流が図られており、それぞれがお互いにPR等の相乗効果を上げている。
◆今後の課題=観光客の回遊性を高めるためには、観光資源とイベントのタイアップを図った事業の展開を行う必要がある。<1>観光ルートの充実<2>黄門まつりのグレードアップ<3>県三の丸広場の有効活用(菊花展やイベントの開催)<4>ロマンチックゾーン周辺の整備<5>広報・宣伝の強化

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